伝説の大賢者小説一覧

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夕陽が染まる草原で一人の少女の声が辺りに響き渡る。 「ハルタ~ン!どこにいるの~! ハルタ~ン!出ておいで~!」 ご主人様の可愛い声が聞こえる…… 急に居なくなった俺を探しているんだな! 『ご主人様! 俺はここだー! 今、行くから待ってくれ!』 俺は少女に近づき、両手で俺を持上げた。 「も~ どこ行ってたのよ。心配したんだからね!」 そう言って、俺の胸に顔をうずめた。少女は笑いながら俺に向かって、 「じゃあ、暗くなってきたから早く帰りましょう」 と言い、俺を両腕で抱っこをして歩き始めた。 横からお嬢の専属メイドのレイニーが 「まったく、どこに行ってたんですか? お嬢様は本当に心配してたんですよ!」 と言いながら指で俺の顔をツンツンと突いてきた。 短編小説 『いじめられ公爵令嬢と異世界転移たぬきのモフモフ! ~おまえらに俺のばけ学を見せてやる!~』の連載作品になります。 『追放?された第三王子と魔境の森の魔女の村 ~第三王子は王様を目指す~』も併せてお願いします。
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文字数 16,043 最終更新日 2023.10.12 登録日 2023.10.05
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