愉悦の源小説一覧

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“僕”はフクと呼ぶ容姿にコンプレックスを持つ女と暮らしている。でも僕は彼女とのセックスが気に入っている。フクは中学の元同級生で勉強は抜群に出来たが特に気になる女の子ではなかったが、僕が偶然校舎内で見つけた秘密の空間で初めての異性間の感情の共鳴を経験させてくれた女の子であった。大人になった僕は好きだった幼馴染と結婚するが仕事に野心的な彼女とはすぐに破局してしまう。その後、僕は学生時代を過ごした都市に赴任し、地元大学の講師となっていたフクと偶然に再会する。フクもまた、寺の長男との結婚、離婚を経験していた。フクの関心は大学での研究に集中していたが、性に対しても奔放で嫁いだ寺での義父とのセックスの話を聞かされた僕は、フクの歪んだ性に自分の性癖を重ね始める。同棲を始めてしばらくして、フクはシンクの交換に来た作業員の男と僕の前でセックスをする。僕が望んだことなのか、フクが求めたことなのか曖昧なまま始まったセックスで、フクは中年作業員の大きな男根に蹂躙され失禁までする。僕は男根に服従するフクの姿に興奮し、フクは性感の悦びとともに僕に痴態を見せる喜びを受け入れる。この出来事以来、フクは僕の前で元義父、魯鈍なボイラーマン、スワッピング倶楽部、アナル好きな少年、カンボジアの留学生とあたりまえのことのように性交を行い旺盛な性欲を満たす姿を僕に見せる。僕はフクと異形の男達との痴態を前にしてフクの底が見えない性の愉悦の源を覗き込むことに言い知れない性的興奮を得る。ニンフォマニアの性質を持つ怜悧な女と醒めたネトラレ男の普通の恋愛と暮らしの話。Ⅰ章~Ⅻ章+終章の構成になります。
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文字数 170,161 最終更新日 2024.04.05 登録日 2023.10.12
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