西洋/中世ヨーロッパ風味小説一覧

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【七章完結】世界が彼を放っておかないので、色々と巻き込まれていく物語。
森で師匠とのんびり暮らしていた十七才のミカエル。家の近くにデビルが現れ、長閑な日常が壊された。――そして知る。王族の血筋で、重要な存在であることを。
ミカエルは引き込まれた聖学校から脱出し(God & Devil-Ⅰ)、師匠と再会すべく旅を始めた。旅の相棒はルシエル。聖学校の同級生で、デビルとブレンドされた存在。
バディのゾフィエルは国王の親衛隊隊長で、前のルシエルが教会に反旗を翻した理由や、事の真相を追っている。
瞬間移動ができる二人は、旅といっても夜には家へ。師匠との再会を果たしても、デビル退治の旅は続行(人々にとってデビルは脅威)。
妹の護衛をしたり、誘拐されたり、悪魔崇拝に出会したり、救世主として命を狙われたり。色々と巻き込まれて散々な目に遭ったりするけれど、仲間となんとか乗り越えて。
――命懸けで取り留めた縁。
そうして始まった新しい日々には、本当の自分を取り戻したルシエルの姿が。
「どこだっていいぜ。おまえはおまえしかいねえんだ」
想いは育まれ、日々は輝きを増していく。
―――
☆登場人物多し;王族関係の人たちや、教会関係者など。特に関わりたくない相手は修道士のラファエル(←。他には怪しげで貴公子然とした商人のアズラエルや、元獄長のウリエルなどがいます。少し前、修道士のハニエル&サンゼルと知り合いました。
―――
※なんでも許せる人向け。序盤に女性との関わりがありますが恋愛しません。強姦シーンなどが出てきます。
※「God & Devil-Ⅰ.ミカエルとルシファーのまずは聖学校脱出!-」の続きです。前作(1,2章)は二人の出会い/学校編。
※数年前に他サイトで公開したのを書き直したものになります。内容を大きく改変したので、異なる世界線の話と思っていただければと思います。
2025/7/5、表紙絵変更。前表紙絵は七章-扉絵-のページへ。おまけ絵つき!
文字数 341,494
最終更新日 2025.07.06
登録日 2023.12.02
ミカエルは十七才、金髪に緑の目で、森育ちの美少年。目つきと言葉使いの悪さはご愛嬌。純心です。ミカエルとルシファーの出会いを描いた学校編。完結しました…!
デビルが家の近くに現れたことがきっかけとなり、森での長閑な日常が壊されたミカエル。実は王族の血筋で、教会勢力から隠れて暮らしていたことを知る。そんな時、通りがかりの修道士ラファエルに捕まり、聖学校へ入れられてしまった。そこでは力は使えず、卒業まで出られないという。一緒に暮らしていた師匠は行方不明――。
「はーなーせーっ」
「ここがどういう所か、君は知る必要がありますね」
一神教が崇拝されている世の中、ミカエルという存在は重要で。
「……どいつもこいつもミカエルミカエル煩ぇわ」
「ここにいる以上、逃れられない」
理想通りの "ミカエル" にしたい教師たち。ミカエルは柔軟に対応し、鋼の心で数多の困難に耐え、突飛な発想で学校脱出を企てる。その過程で出会ったルシファーという生徒が協力者に。彼は破門されたとかで、人前には姿を現さない、のだが。――秘密の逢瀬は風呂場にて。
「あとは頼む」
「神に祈りたい気分だ」
ミカエルは鼻で笑って親指を噛み、描いた円に手の平をついた。
森で育ったミカエルは、連れ込まれた聖学校で初めて世間のあれこれと対峙します。シリアス多め。本作はブロマンスっぽいです。
※予告なく残酷な表現や性的な描写があります。モブ姦要素などもあるのでご注意ください。
※数年前に他サイトで公開したのを書き直したものになります。内容を大きく改変したので、異なる世界線の話と思っていただければと思います。
6/29 表紙を変更しました。
文字数 160,538
最終更新日 2023.11.28
登録日 2023.03.04
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