嵐の夜。
王太子が王宮から姿を消した。
それから数十年後――
王太孫ナーディルは、「海月精霊」と呼ばれる少女ピラールと出会う。
その出会いを境に、封じられていた過去が、静かに動き始めた。
王都では、交錯する思惑とともに、不穏な闘争が広がっていく。
水面下で進む陰謀。
それぞれの思惑を抱えた者たちが、迷宮書楼へと引き寄せられていく。
かつて王立書楼と呼ばれたその場所に、すべての鍵が眠っている。
過去と現在が絡み合う中、
少年と少女は王都を駆ける。
――やがて、不夜祭の幕が上がる。
文字数 3,119
最終更新日 2026.03.21
登録日 2026.03.21