溺愛は後半 小説一覧

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ファンタジー 連載中 長編
S級結界師レグルス・ノア=ヴァレンは、王都の安定を陰から支える存在だった。 彼の張る結界は、ただ魔物を防ぐだけではない。呪いを鎮め、疫病の侵入を阻み、瘴気を浄化し、作物の不作を和らげ、街の基盤そのものを守る“国土維持級”の力だった。 だが、その力はあまりにも目立たなかった。 剣を振るう英雄は称賛されても、壊れない日常を守る者は讃えられない。 しかもレグルスの結界は、張られた瞬間に空気が静まり、体温が少し下がり、嘘や邪念を浮かび上がらせる。人々はそれを“守り”ではなく“不吉さ”として恐れた。 やがて王太子派は彼を邪魔者と見なし、 「民から生気を吸う忌み子」 という濡れ衣を着せ、レグルスを王国最北端の辺境へ追放する。 そこは、古い呪いに侵され、夜ごと魔物が現れ、住民も兵士も疲弊した、終わりを待つだけの土地だった。 だがその土地で、若き女領主ノイア・フェルンだけは、レグルスの力を一目で見抜く。 彼女が差し出したのは、信用ではなく、現実だった。 壊れた井戸。 干上がる畑。 崩れかけた防壁。 そして、もう逃げ場のない領民たち。 王都では不吉と疎まれた力が、辺境では初めて“生きるための力”として求められる。 レグルスは村を守り、土地を浄化し、人を集め、古代の封印を再起動させながら、少しずつ“滅びない町”を築いていく。 一方その頃、彼を追放した王都では、今まで当然のように保たれていた安定が音もなく崩れ始めていた。 北の防壁が揺らぎ、疫病の兆しが広がり、魔物の侵入が相次ぐ。 ようやく王都は知る。 自分たちが捨てたのは、一人の不吉な男ではない。 王国そのものを支えていた要だったのだと。 これは、ずっと守る側にいた男が、初めて“自分を必要とする場所”で居場所を手に入れ、やがて世界の見方ごと塗り替えていく物語。 追放、辺境再建、再評価、ざまぁ、そして静かな恋。 アルファポリスでかなり強く戦える王道寄りの再起ファンタジーです。
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小説 2,969 位 / 220,538件 ファンタジー 476 位 / 51,160件
文字数 73,911 最終更新日 2026.04.12 登録日 2026.04.12
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