森のはずれで薬を作って暮らす少女・ユノ。
彼女のそばには、目に見えない精霊たちがいつも寄り添っていた。
ある日、黒い瘴気に侵された魔獣と出会う。
本来の姿を失い、暴れるしかなくなった存在。
――けれどユノは、戦わない。
「まだ中にいるから」
精霊の力と薬草を使い、
“倒す”のではなく“取り戻す”ことを選ぶ。
やがて出会う、一匹の狼。
言葉は交わせない。それでも確かに通じ合う“守る”という想い。
これは——
小さな薬師が、傷ついた命を癒しながら進む、やさしい冒険の物語。
文字数 2,361
最終更新日 2026.04.15
登録日 2026.04.15