一人称叙述トリック 小説一覧

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読切短編 三十二回目の朝

読切短編 三十二回目の朝
消したかったのは、罪の記憶だけだった。 近未来、記憶修復手術を受けた男は、術後に一本の録音を再生する。語りかけてくる声は、どこか自分に似ている。 愛した人の笑い方。右頬の小さな窪み。失われていく断片を、声だけが繋ぎ止めようとする。 これは告白か。遺言か。それとも——毎朝繰り返される、終わらない祈りか。 語り手が「自分自身の未来」だと気づいた瞬間、物語の時間が静かに反転する。読み返すたびに、最初の一文の重さが変わる作品。
SF 完結 ショートショート
感想数 0 文字数 924 最終更新日 2026.04.19 登録日 2026.04.19
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