鍵守 小説一覧

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ファンタジー 完結 短編
ロックハート伯爵家のリディアは、王家の「鍵守《かぎもり》」だ。王宮の千を超える錠前は、彼女と父が二代で管理している。 リディアには稀有な才能があった。鍵穴に耳を当てるだけで、内側のピンの位置が音として聞こえる。世に二人といない「鍵聴《かぎぎき》」の才。 しかし婚約者のオーランド侯爵子息は、彼女を「鍵屋風情の娘」と嘲り、職人の家を恥じて婚約を破棄した。 「鍵など、鍛冶屋に頼めばすぐ作れる」 左様でございますか。リディアは黙って頭を下げ、王宮を辞した。 半年後、リディアの父が老いて引退する。王宮の宝物庫はもう誰にも開けられない。即位式の宝冠も、王家陵墓の扉も、暗号文書庫も——全てが沈黙する。 錠前は、開ける順番を間違えた者を、永遠に拒みます。
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小説 203 位 / 222,629件 ファンタジー 36 位 / 51,696件
文字数 11,660 最終更新日 2026.05.08 登録日 2026.05.08
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