チェチェン紛争 小説一覧
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チョーマ
1993年、ロシア連邦イヴァノヴォ。
アルチョム・ヴァシリエヴィチ・ケルジャコフ、18歳。
仲間からはチョーマと呼ばれている。
学校を出ても仕事には就かず、酒を飲み、女と遊び、仲間と喧嘩に明け暮れる毎日。盗んだVAZ-2101で夜の街へ繰り出したある日、ナイトクラブで敵対する不良グループと大乱闘を起こす。
ナイフが出て、拳銃まで鳴ったところでミリツィヤが到着。チョーマは逮捕された。
そんな息子を警察署へ迎えに来たのは、アフガニスタン帰りの空挺軍中佐である父ヴァシーリーだった。
父が下した結論はひとつ。
軍へ行け。
半ば強引に徴兵手続きへ放り込まれたチョーマは、やがてロシア空挺軍へ送られる。
待っていたのは、暴力と酒とデドフシチナが蔓延する最悪の営内生活。
そして、その先にいたのは人格こそろくでもないが、兵士としては一流の男たちだった。
厳しい訓練を生き延び、第218独立特殊任務大隊へ。
さらに第45独立特殊任務連隊の創設を迎え、チョーマは次第に本物の兵士へと変わっていく。
そして1994年。
兵舎のテレビから、チェチェン情勢を巡るエリツィン大統領の声明が流れる。
戦争が始まろうとしていた。
これは、酒と女と暴力が大好きだったひとりの不良少年が、ロシア空挺スペツナズの兵士として戦場を生きていく物語。
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文字数 39,891
最終更新日 2026.09.17
登録日 2026.09.10
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