気が付くと、いつの間にかおじいちゃんの大きな館に着いていた。
玄関の扉を開けると、鍵がかかってないことと、両脇にある雫が滴る植木鉢の片方に大きな蜘蛛がいたことが解る。
僕は中に入ると、蜘蛛が話しかけてきた。
「坊主。中の中には、入るなよ」
「え」
僕はしゃべる蜘蛛に振り向いた。
「その中さ。その中の中には入っちゃいけない」
虐待を受けたヨルダンの館もの冒険サバイバル。
注 この作品にはちょっと、怖い要素があったりしますが。
ヨルダンと一緒に勇気を出して冒険にいきましょう。
文字数 79,312
最終更新日 2025.05.02
登録日 2019.02.04