ガラス 小説一覧
2
件
1
──それは、感情を失うことで平和を得た社会で起きた、禁断のラブストーリー。
未来の世界では、感情を制御する法律が施行され、争いも、恋も、笑いも消えた。
「感情除去プログラム」への参加を決意した玲奈は、愛する高城との思い出を捨てようとする。
「元気とユーモアのない社会に、明るい未来はやって来ない」
そう訴える高城は、玲奈に最後の手紙を渡す。
涙を流すことすら禁じられた世界で、
二人は“笑って泣くこと”を選んだ。
涙と笑顔が交差する瞬間、二人は檻を壊し、禁断の愛に手を伸ばす。
これは、「心」を守るために戦った、たった一組の恋人たちの物語。
文字数 1,215
最終更新日 2025.07.20
登録日 2025.07.20
2
──ベタ惚れ屋 ガラスのぶどうに捧ぐ。
蛇の髪を生やし、青銅の手を持ち、醜い姿を見た者を石に変える化け物メドゥーサはペルセウスによって殺された後、あの世でもこの世でもない島に逝く。
人を石に変えたくない彼女は人の立ち入らない森に居を構え、刺繍をしたり花を育てたり静かに暮らしていた。
友人と呼べるのは眼が節穴の売れない物書きがたった一人きり。
花の生育の他に刺繍が得意なメドゥーサは物書きに行商を頼み、刺繍の売り上げで細々と暮らしていた。
しかしある日、行商に出た物書きはメドゥーサに断りも無くBのガラスのぶどうと刺繍を交換してしまう。
ガラスのぶどうの作家Bの作品は有名だった。
自らの作品とは値段がかけ離れている。足りない金額を支払いにメドゥーサは森から一歩を踏み出す。
文字数 16,153
最終更新日 2020.01.21
登録日 2020.01.21
2
件