SF 和風小説一覧
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この世は煙の世とよばれていた。
街道には灯篭が並んでおり、町屋が何層にも積まれているこの場所は、絶えず煙を吐き続けることから、化け物ともいえるようなものだった。
主人公は、その化け物の背を這う虫のように、歩き続けていた。
すると、鳥居があるのを見つけ、その向こうには、もう残されていないと思われていた竹林があった。
主人公は夢中になってその中に入ることにした...。
文字数 2,297
最終更新日 2022.07.17
登録日 2022.07.16
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