SF 子ども 小説一覧
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最初に降ったのは雪じゃない。灰だった。
その日から、世界は崩れた。
導光で照らされた避難路《白帯》だけが、人を前へ進ませる。
孤児院《光の園》の子どもたちを乗せた陸上戦艦《グレイランス》を護衛するのは、傭兵部隊《VOLK》。
白帯を護ることだけを信じる若いパイロット・ヒロ。
生き残るために撃ってきた傭兵・アキヒト。
同じ護衛任務に就きながら、2人は価値観の違いでぶつかり合う。
灰に潜む異形。白帯を利用する企業と大人たち。
戦場では、反応の速さが生存を決める。
神経リンクで反応を買い、薬で心を削る――生存確率だけが正義になる世界で、彼らは「帰る場所」をつなげるのか。
※本編は最終話まで執筆済み。更新に合わせて物語は最後まで進みます。
文字数 38,171
最終更新日 2025.12.28
登録日 2025.12.28
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