現代文学 視線の侵犯 小説一覧
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見られているのに、ふれられなかった
指は動いていなかった。
声も、音も、なかった。
それなのに、
わたしのからだの奥に なにかが沈んだ気がした。
あなたの目が、
わたしを “ふれたもの”として 記憶させていった。
見られているだけだったはずなのに。
これは、
語られなかった視線と、
ふれられなかった肌のあいだにのこる、
静かなエロスの記憶。
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文字数 287
最終更新日 2025.06.14
登録日 2025.06.14
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