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誰にも見せないノート

誰にも見せないノート
『誰にも見せないノート』 春川翔太は森を歩いていた。 小学生の結城澪が初めて書いた主人公だった。 物語の内容は忘れた。 けれど名前だけは残っていた。 休職中のある日。 澪は昔の小説を読み返しながら、自分の人生を辿り始める。 楠の木の上。 放課後の帰り道。 友人たちとの笑い声。 恋人との静かな時間。 未完成の小説。 誰にも見せなかったノート。 探していたのは帰るべき場所だったのか。 それとも――。 人生の中で置いてきたものを拾い集めながら、一人の女性が「書く理由」を見つけていく。 これは、物語を書く人のための物語。 そして、ずっと歩き続けてきた人のための物語。
現代文学 連載中 長編
感想数 0 文字数 5,710 最終更新日 2026.06.16 登録日 2026.06.16
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