現代文学 中編小説 小説一覧

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尾神

作:すみや、よしの 2018年 第62回群像新人文学賞2次通過作品(応募数2238 通過80) クラスに一人はいる、不思議な子。それが『尾神』だった。 大人になり、結婚し、義母と同居している主人公『咲』は、ある日見覚えのある姿を見かける。 「尾神?」つい、そう声をかけた。 その久しぶりの再会が、咲の人生を大きく変えることになるとは思ってもいなかったのだ……。
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アパートの人魚

八歳の夏、古びた蕎麦屋で「僕」は一枚の奇妙なポスターに出会った。白い浴槽に横たわる、人魚。その艶めいた姿と「坊や」という囁きは、二十年近く経った今も、記憶の底から消えない。 他人の感情をうまく読み取れず、現実と幻想の狭間を漂うように生きてきた僕。大学二年の冬、カフェで一冊の小説を読む女性と出会ったことから、止まっていた時間が静かに動き始める。 幼い日の人魚、繰り返される幻想、そして現実に現れたひとりの女性。これは、他者と結びつくことのできなかった青年が、記憶と欲望の深みに触れていく物語。
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