幻想文学 小説一覧
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53件
1
桃花源記
東晋の太元の頃、武陵の宋という漁師は、谷川の流れに沿って船を漕いでいる内に、桃の花が咲き誇る見たこともない土地に辿り着く。漁師は不思議に思って桃の林の奥まで足を踏み入れるが…… ※この作品は同性同士の性行為の描写を含みます。
2
幽祇の暁
人間が夢を見ない世界で、全能神ゼノスはある夜、夢の中にだけ存在する庭へ迷い込む。
星庭と呼ばれるその場所にいたのは、名も過去も失い、世界の楔として千年を過ごす少女イルだった。
ゼノスは世界を守るために造られた神。
イルはかつて世界のために裁かれ、歴史から消された神。
互いの過去を知らぬまま、二人は夢の中で言葉を交わしていく。
役目しか持たなかった神は望みを知り、選ぶことを忘れた少女は、失われた自分へ近づいていく。
やがて、忘れられた神の目覚めとともに、現実と夢の境界も揺らぎ始める。
これは、世界を救う神と、救われることを願った神の物語。
※「幽祇」は「ゆうぎ」、「暁」は「ぎょう」と読みます。
3
悪夢の淵までさよなら
森に隠された兄妹
ガラスの靴に傷ついた灰かぶり
沈黙の呪いを受けた野獣……
忘れ去った悪夢の片隅に
彼らは姿を見せなかっただろうか?
これは、童話の世界を彷徨う「アリス」が見た、悲しくも美しい異聞録
彼らの愛をーーあなたは否定できるだろうか。
幻想ダークファンタジー
『悪夢の淵までさよなら』
4
天才画家と付き合っていたなんて、絶対言えない!
その言葉が幻想だとしても、わたしの心は満たされていく。
5
建と築 ラノベ版
つかさ 管理 のはなし…
6
紅蓮
灰と焔。円環する両輪。
7
潰した目玉
死んでいく女と互いの左目を交換した。その後、自分はその目玉を水槽に入れていたが、ふと思い立って、自分の空になった眼窩に入れてみた。
すると、見えてきたのである。
8
すきま五番地のイブ
さっちゃんの部屋に現れたのは、すきまの世界から来たという女の子でした。
女の子に連れられて、すきまのバスへ乗り込んださっちゃん。あらゆる世界の終着点を目指し、さっちゃんを乗せた多次元バスは、今夜もすきまを走ります。
クリスマスまで1日ずつ進んでいく、優しくて寂しい物語。
9
沈む鯨は眠りについた
何もない海だった。
死した鯨は落ちていく。
落ちて、落ちて、深い海の底に招かれる。
10
霧子ノア 幻想譚集
忘れたはずの記憶が、ふいに戻ってくる。
人ならざるものが、日常のすぐそばに現れる。
古い伝承が、静かに現実へ滲み出す。
数百字から読める、
静かで少し不思議な短編幻想譚集です。
境界や記憶、人ならざるものとの揺らぎを、
静けさと余白の中に描きました。
一話ごとに完結する、
少し不思議で切ない物語たちです。
11
星河灯台夜行譚
霧に沈んだ真夜中の町で、ふたりの少年は走り去るはずのない列車を目撃する。
星明かりに照らされたレールは、いつしか現実の境界を離れ、未明の銀河へとつながっていた。
たどりつくのは、忘れられた記憶の灯台か、それとも名前を失った街か。
これは、一夜のあいだにだけ開かれる、喪失と救済の小さな旅路──
儚く、どこか痛い、少年たちの幻想譚。
12
フロイント
光の妖精が女王として統治する国・ラングリンドに住む美しい娘・アデライデは父と二人、つつましくも幸せに暮らしていた。そのアデライデに一目で心惹かれたのは、恐ろしい姿に強い異臭を放つ名前すら持たぬ魔物だった──心優しい異形の魔物と美しい人間の女性の純愛物語。
13
満開の徒桜
国道308号線、生駒山の南の暗峠。通行人を脅して暮らしていた青年・忌部(いんべ)は、自分を無垢に崇拝してくれる郁磨(いくま)に心奪われ、彼への執着ゆえに禁忌としていた春の峠へ足を踏み入れる。
「桜の森の満開の下」のパロディっぽい現代ファンタジーBL。
14
森の中の本屋
事業に失敗し、多額の借金を抱えた男は、自ら人生に幕を下ろすことを決意する。
向かった先は、富士の樹海。
深い森の奥へ進む中で、男は一軒の小さな本屋を見つけた。
あり得ない場所に建つ、不思議な本屋。
そこにいた若い女性店員は、男を見るなりこう言った。
「ここに並んでいる本の中に、きっとあなたがこうありたいと思う物語がありますよ」
勧められるまま一冊の本を開いた男は、失ったはずの家族や仲間たちと再会する。
温かい家庭。
信頼できる友人。
かつて望んでいた人生。
しかし、その世界にはどこか不思議な違和感があった――。
人生に疲れた男と、森の奥に現れる不思議な本屋。
少し切なく、少し優しい幻想文学短編。
15
【派生譚】 静かな悪戯 ― The One Who Remained ―
山で倒れていた若い男を拾った、ひとりの男。
共に暮らす静かな時間の中で、
やがて二人は、それぞれの喪失を抱えたまま
ゆるやかに交わってゆく。
けれど人は、いつも先にいってしまう。
それは、まだ何も始まっていない頃の物語――
見送り続けた者が辿る、
静かな時間の物語。
※本編以前の、昔々の物語。
本作は『静かな悪戯』世界観による独立譚です。
『静かな悪戯 ― 堕ちた者たち ― Those Who Fell』本編掲載中。
16
色を奪う画家
色盲の画家・灰谷が手にした一本の筆。それは世界の色を奪い、キャンバスに鮮烈な色彩を宿す。だが、街から色が消え、人々の記憶が薄れていく。
17
叶ったことを僕だけが知っている
夢の中で、何度も出会う誰かがいた。
顔も知らない。言葉も交わしていない。
それでも僕は、彼女を探していた気がする。
いつからなのか、なぜなのかも分からないまま、
ただ静かに、確かに願い続けていた。
けれど現実の僕は、何も持たず、どこにも進めずにいる。
動けない日々のなかで、ひとつの光だけが胸に残っていた。
それは誰にも知られず、
誰にも理解されず、
けれど僕だけが信じ続けてきた、
“ある夢”の物語。
18
絵を食う怪
雨綴町に棲んでいるいくつかの怪異のうちのひとつ、“むし食い”についての話。
19
永遠の生命
洞穴に響く歌があった。
歌うのは人魚の女。
少年はそれを聞きに来ていた。
言葉が通じることはなかったが、共に歌い合うことができた。
二人はそれで満ち足りていた。
20
天狗の片翼
女は語る……
桜の木の下で、片翼の天狗に攫われた女は、天狗の妻となる。
人ならざる者に愛され、大事にされることに戸惑う女に、天狗が望むことは一つだけ。
自身の、片翼となってくれること。
21
月(ルナ)は笑う――幻想怪奇蒐集譚
戦後――
人種根絶を目指した独裁政党スワスティカが崩壊、三つの国へと分かれた。
オルランド公国、ヒルデガルト共和国、カザック自治領。
ある者は敗戦で苦汁をなめ、ある者は戦勝気分で沸き立つ世間を、綺譚蒐集者《アンソロジスト》ルナ・ペルッツは、メイド兼従者兼馭者の吸血鬼ズデンカと時代遅れの馬車に乗って今日も征く。
綺譚――
面白い話、奇妙な話を彼女に提供した者は願いが一つ叶う、という噂があった。
カクヨム、なろうでも連載中!
22
猿と椿
猿がいる。
寒い冬の最中。
見つめる先にあるのは、赤い椿の花だった。
23
マリオネット
振り子の如く揺れ動く、久遠の感情に透過する。繊維質の細胞、明瞭な思想、崩壊した快楽。
眠りについたオフィーリアの目覚めを阻害する、彼岸花の赤に柘榴の紅が重なる。………
24
偏光の標本室 ―死を固定する僕と、光を纏う君の透明な革命―
「死」を標本にする孤独な青年と、箱に囚われた妖精が紡ぐ、幻想的で残酷なボーイ・ミーツ・ガール(?)の物語です!
【あらすじ】
「美しさは、永遠に停止しなければならない」
森の奥深く、死んだものを瓶に詰め込み、時間を止めることを生業とする青年・ヘンリー。
完璧な標本こそが至高の芸術と信じ、冷徹に「死」を収集する彼の日常は、ある日一匹の妖精を捕らえたことで歪み始める。
瓶の中に閉じ込められたはずの妖精は、逃げることも怯えることもなく、ヘンリーが吐き出した孤独の煙(海月)をその身に宿し、虹色の光を放ち始めた。
「美とは、固定するものではなく、消えゆく瞬間にこそ宿るものなのか?」
標本箱の中で反乱を起こす蝶の亡霊たち。
壊れゆく理。
やがてヘンリーは、自らの人生をかけた「完璧な死」を捨て、彼女と共に「刹那の光」を生きるための残酷で美しい選択を迫られることになる。
これは、死に魅入られた青年が、たった一つの「光」に出会い、世界を塗り替えるための――終わりのない旅の物語。
25
【旧版】『ちーちゃんとかれはさん』
「優しさは、ときどき枯れ葉の声をしている。」
優しさとは何か、命とは何かを、子どもの視点と大人の視点、その二つの心で描いた「二重心象絵本」。
一枚の枯れ葉と少女・ちーちゃんが紡ぐ、笑って、遊んで、そして静かに胸の奥へ残り続ける物語です。読み終えたあと、何気ない秋の景色が少しだけ違って見えるかもしれません。
26
雨、シトシト
あめ、しとしと、すこし世界がやさしく思えた。
雨の日にしか姿を現せない、小さな水の精がいた。 あるカップルを見つめていた ただのいたずらのつもりだったのに——。
27
人魚との幸い
或る老画家の元で働く娘の話。家事をし、老画家の飼っている犬の世話をするのが、彼女の仕事である。老画家が彼女に約束させたことは二つ。緑の襖は開けないことと、妻の着物を着て働くことだった。
28
乙女の抱擁
彫刻家の男はリンデンの木を彫る。
黙々と。目を逸らさず。一心。
その彫刻はやがて乙女へと変わる。
男を抱き締める乙女へと。
29
夢を買う
「あなたの夢を買います」そんな胡散臭い文句に縋りたいほど、私はお金に困っていた。
30
例えばこんな物語──(自称)電子の妖精ツクヨミアイが贈る、ノンジャンルの短篇集──
電脳世界の巨大図書館の一角にある幻灯室(げんとうしつ)から、ツクヨミアイがあらゆるジャンルの短編小説をお届けします。
テンプレなラブコメ、ツクヨミアイの日常、コメディやビターな話まで、あらゆるものを取り揃えておりますよ?
サクッと読める作品群、一度訪れてはみませんか?
31
境界戦記
機械が滅び、詩と音楽が魔法だった時代の戦いの物語
*Kindle版発行に伴い、現在は第1章のみ公開
32
砂漠の中の白い行列
舞台女優 柳音紅の見た夢。 京劇、中国文学、映画等好きな方におすすめです。
33
胡蝶の森
とある森の入り口の前で、待ち人がこないように見張っている少女と訪れたおじさんの話。
34
水の中の娘
水の中の娘を見つめる男。
水の中にいて、心を流されたように見える娘にも、心があった過去があるのだろうか。
自分は、この娘を愛し始めているのだろうか。
35
幻想食三十一字譚「ジャック・ザ・リッパー? 食べてみようよ」
19世紀も末の日本。謎の少女に誘われ、死んだはずの殺人鬼「ジャック・ザ・リッパー」は半妖と化して妖怪を喰う。かたや巷には、妖怪食をふるまう「幻想食屋」があるという……人の倫理も妖怪の掟も飛び越える、短歌×ショートストーリーの幻想三十一字譚その1、妖怪食編。レシピ付き。
36
嗤うゴシックロリータ
それは、落ちこぼれ少女の復讐の物語。
少年がそれに気づいたとき初めて少女を愛おしくおもった。力になりたいと願った。何故ならば、自分も同じだったから。
世界がこの世ならざるものを無視し、存在を否定しても、それは確実にそこにあった。
だからこそ彼女たちもそこに存在する。
だがそれが黒衣に身をまとった世界の守護神なのか、あるいは破滅を望む小悪魔なのか、今はまだ誰にもわからない。
言えることは、ただひとつ。
「世界を信用するな」
37
アパートの人魚
八歳の夏、古びた蕎麦屋で「僕」は一枚の奇妙なポスターに出会った。白い浴槽に横たわる、人魚。その艶めいた姿と「坊や」という囁きは、二十年近く経った今も、記憶の底から消えない。
他人の感情をうまく読み取れず、現実と幻想の狭間を漂うように生きてきた僕。大学二年の冬、カフェで一冊の小説を読む女性と出会ったことから、止まっていた時間が静かに動き始める。
幼い日の人魚、繰り返される幻想、そして現実に現れたひとりの女性。これは、他者と結びつくことのできなかった青年が、記憶と欲望の深みに触れていく物語。
38
彼女の音
寿々は二葉に誘われて、聴診器を手に公園の木々の音を聞き歩く。ソメイヨシノやマツなど樹種ごとに異なる響きを楽しむ無邪気な時間は、クスノキの大木に触れた瞬間一変する。
ほぼロマンシス的ですが恋愛感情はあります。
39
硝子灯館の少年
これは、自分の形が硝子のように薄れていく夜の物語。
館の主・七曜博士が集めるのは、かつて訪れた少年たちの “残響”。
そして館の奥で少年を待っていたのは、もうひとりの「僕」だった。
柔らかな光と、ひそやかな狂気が交差する幻想館ミステリ。
少年が抱えた影は、未来の自分か、それとも館の罠か——。
40
短篇童話集
2004年~2005年に創作した児童文学作品です。
当時通っていたメリーゴーランド童話塾で発表。一部、WEBの投稿サイトでも公開しましたが、当時の公開サイトも既に消えてしまったサイトも多く、記録の意味も含めこちらに公開していく次第です。
一話完結の作品を、短篇童話集として公開していきます。
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