現代文学 お仕事もの 小説一覧
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山田ユミ、28歳。転職を繰り返した末、消去法で選んだ清掃員という仕事。都内の高層オフィスビル「スカイタワー」で働き始めた彼女にとって、それは決して誇れる職業ではなかった。
午前5時、まだ薄暗い街に立ち、誰もいないオフィスを清掃する日々。「清掃は、存在を消すことが大事。完璧な仕事は、誰にも気づかれない」——ベテラン清掃員の佐々木トモコが教えてくれた言葉の意味を、ユミは最初理解できなかった。
だが、ある日オフィスが荒らされる事件が起き、その復旧作業を通じて、彼女は清掃という仕事の真の意味に気づき始める。トイレで泣いていた若い女性社員にかけた言葉、日々の「気づき」が防いだ企業の機密漏洩事件——見えない場所で、確かに誰かを支えている実感。
新オーナーから「ビルの守り人」と評価され、契約更新と待遇改善を勝ち取ったチーム。やがてユミは新人教育を任され、一年後には現場責任者へと成長する。
「私たちは見えない。でも、だからこそ誇りを持ちましょう」
かつて自信のなかった彼女が、今では後輩たちにそう語りかける。朝日に照らされる東京の街を見つめながら、ユミは思う。無数の人々が気持ちよく働けるように、今日も見えない場所で働く——それが、私の誇りだと。
地味で目立たない仕事に光を当て、そこに潜むプロフェッショナリズムと人間の成長を描いた、心温まる職業小説。
文字数 5,655
最終更新日 2026.01.13
登録日 2026.01.13
2
文字数 63,506
最終更新日 2025.03.03
登録日 2025.02.11
3
主人公・長谷川健太郎は、過酷な労働環境で心身共に疲れ果て、ついに会社を辞める決意をする。退職後、彼は無職として引きこもり生活を送るが、再び働くことへの恐怖心から、転職活動を始めることもできずにいた。そんな健太郎を心配した母親は、彼にリフレッシュを兼ねた旅を提案する。母親の地元で…
文字数 16,233
最終更新日 2024.10.15
登録日 2024.10.10
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いい天気だ。
青空が大きく広がる窓を背に座った人たちを前に、私はそんなことを思っていた。なにもかもがバカらしくなって、気持ちのよい青空を見続けてでもいなければ、脳みそも心臓も、動くのをやめてしまいそうだったから。
文字数 2,476
最終更新日 2022.03.30
登録日 2022.03.30
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アルファポリスの現代文学小説のご紹介
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