ライト文芸 じれじれ恋愛 小説一覧
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海辺の町・潮見町で、祖父が残した「風待ち写真館」を五週間だけ手伝うことになった聖也、二十八歳。東京で働いていたが、相手に合わせることに慣れすぎて、自分で決める場面では足が止まりやすい。
写真館の隣の惣菜店で働く友希、二十七歳。帳面よりも、今日困っている人を先に助けてしまう。雑に見えて、見捨てることができない。商店街の段取り役・利拓、二十九歳。公民館と商店街をつなぐ香南美、二十八歳。暗室作業に目を輝かせる高校生の勇颯、十七歳。そして、店を守ってきた祖母の季美子、七十二歳。
店の片づけ中、聖也たちは祖父が残した未整理フィルムを見つける。写っていたのは、記念日ではなく、台所の湯気、海へ向かう背中、洗濯物、昼寝する子ども、買い物帰りの袋といった、町の何気ない暮らしだった。そこには、幼い聖也と母が海辺で笑う一枚も残されていた。
店を閉める前に、この町の普通の日を並べる写真展を開こう。そう決めた聖也たちは、「なんでもない一日」という題で、潮見町の暮らしを撮り集めていく。ところが展示前日、公民館の窓が突風で壊れ、準備は大混乱に。誰かに合わせるばかりだった聖也は、そのとき初めて、自分の役目を自分で選ぶ。
文字数 5,993
最終更新日 2026.04.10
登録日 2026.04.10
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萩野雨歌は、幼い頃から「演じること」に人並みならぬ執着を持ち、役者になることを目指していた。
『役者に必要な色は、九つ。虹の色……赤・橙・黄・緑・青・藍・紫。それに、安息の黒と、絶望の白を足した九色なの』
九つの、色。雨歌が尊敬するある役者の言葉だ。
だが、彼女はどこの事務所にも所属せず、オーディションすら受けない。「まだその時じゃない」と言いながら、誰よりも確かに夢に向かって歩んでいた。
ある日、代役が見つからないまま始まったCM撮影現場に出くわす。
ひょんなことから混乱する現場に入り込むこととなった雨歌。
演技とは、嘘か。それとも真実か。
少女は、九つの色で世界を塗り替えていく――。
文字数 108,404
最終更新日 2025.05.25
登録日 2025.04.13
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元ヤン、美容師、30歳。
口が悪いのは仕様、恋愛偏差値は低め、でも人生本気で見つめ直したい。
――そんな大庭ひかりが挑むのは、まさかの「婚活」!
婚活パーティー、マッチングアプリ、地雷男、猫かぶり失敗、元カレ再登場!?
そして現れたのは、口は悪いがなぜか心に刺さる担当アドバイザー・川原翔太。
誰かに“選ばれる”んじゃない。
本当に欲しいのは、“自分で選びたい未来”。
元ヤン魂と恋心がぶつかり合う、笑って泣けてちょっと胸キュンなラブストーリー。
不器用だけどまっすぐな、大人の“婚活青春”ここに開幕!
気軽に笑えて、でもちょっと心に刺さる――
「普通」じゃない私たちの、恋と人生のリアル。
文字数 39,327
最終更新日 2025.05.18
登録日 2025.05.18
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