前世の記憶チート 小説一覧

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 【7月書籍化♡】悪役令息の役どころからはサクッと離脱することにする。

鏡に映る自分の顔を見ていきなり頭の中に前世の記憶が蘇った。 「あ。俺、悪役令息だ!」 この顔、腐女子だった姉に頼まれて無理やりクリアさせられたBLゲーム「ボクの王子さま」の悪役令息ことスノーデン公爵家長男、ミルリースだ。 確か、プライドが高く、主役である人気者の次男レオリースを妬み虐げまくるザ・悪役。 ということになっている。 そう。俺は何もしていない。なのに一方的に「人気者の次男を妬んで虐める性格の悪い長男」という役所にされてきたのだ。 いかんせん俺はクールな美少年すぎた。 伶俐な美貌と目の下のクマのせいで、黙っているだけで近寄りがたく見えてしまう。疲れてため息を吐けば「気だるい怠惰な空気を滲ませ」ているように見え「何を思うのか、その瞳を忌々しげに燻らせていた」となるわけだ。 何をしても妬まれる。 成績が上がった弟に「お前も頑張ったな」と微笑みかけただけで「首席だからと弟を見下し、蔑むような笑みを口元に浮かべた」と言われた。さすがにその日は夜ベッドでこっそり泣いた。 成績だって学年トップを維持してる。なのに「公爵家の権力を利用して裏から手を回し成績を操作している」と思われている。 なんでなんだ!なんなら寝る間も惜しんで頑張っているのに! こんな感じで全てが「悪役ムーブ」に変換されてしまう。 弟が可愛らしいタイプで人懐こい愛されキャラなのもまた俺を悪役に見せるのに一役かっていた。 このままいったら主人公を虐げた冷酷な兄として断罪され、僻地で無念の死を遂げることになる。 おかしいだろうが! そのどれもこれも俺が「悪役令息」だから。 そういう役回りだから。 俺の心は折れた。 これまでは皆に誤解され遠巻きにされてきた。 親には「可愛げがない」と言われ、弟は何をしても褒めて可愛がるくせに、俺は主席になろうが「長男なのだから当たり前」。 それでも「頑張っていたらいつか分かってくれる」と不平不満もいわずに我慢してきた。 だが、何をしたって「悪役令息」なら意味なんてない。 どうせ悪役にされるのなら、いっそ好き勝手に生きてやろう。 悪役上等!これからは我慢なんてしない。 家の為だとか長男だとか知ったことか! こんな家、レオリースにくれてやる! 俺は俺で独立して裕福な平民として生きる。 幸い前世の知識も思い出したから、生活能力はあると思う。平民暮らしもなんの問題もない。 前世の知識を活かし、自分の道は自分で切り開くのだ。 ※※※※※※※※ お陰様で、7月にアルファポリス様よりアンダルシュノベルズbにて書籍化していただくこととなりました♡ ありがとうございますううう!! イイネやコメントおまちしております♡
BL 完結 長編
感想数 362 文字数 398,708 最終更新日 2026.06.15 登録日 2025.01.06
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「婚約破棄を叫ばれる系悪役令嬢として転生した」私ですけれど、元婚約者には何の思い入れもないので王国に疫病でも蔓延させようとしている私です。

どうも、皆様初めまして。…ご機嫌よう? とある異世界のとある王国のとある侯爵家が次女。…それが「私」です。 私には前世日本人女性だった時の記憶があるのです。…まあ、“朧気に”ですけど。 四人家族のキャリアウーマン。結婚しているので一人寂しく…とはならなかったようですね、はい。 ……。 ……。 ……。 ……?それだけ…、ですよ?なにか?? 今世はお貴族様…しかも、次女。家督の心配はなく、我が家はわりと放任主義。前世同様に家族に恵まれた転生チート(=前世の記憶)を武器に好き勝手に邁進前進する、私のサクセスストーリー。どうぞご覧下さいませ。。
恋愛 連載中 ショートショート R15
感想数 1 文字数 11,343 最終更新日 2022.07.21 登録日 2022.03.24
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