夢遊病 小説一覧

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女嫌いの第二王子、夢遊病の夜だけ司書に求婚してくる

女嫌いの第二王子、夢遊病の夜だけ司書に求婚してくる
女嫌いの第二王子セドリックは、女性に触れられるだけで逃げ出す“氷の王子”だった。――そのはずだった。 だが夜になると、彼は記憶を失ったまま王宮を抜け出し、王立図書館へ向かう。そして司書アリシアに対し、別人のように囁く。 「結婚してくれ」 問題は、それが“夢遊病の間だけ”起きているということだった。 昼のセドリックは何も知らない。夜のセドリックは止まらない。 そしてアリシアだけが、その“二つの彼”を同時に知ってしまう。 ――氷の王子が、夜だけ狂ったように求婚してくる。 しかも翌朝には、本人すらそれを否定する。 「私はそんなことはしていない」 「ではこれは誰の筆跡ですか?」 「…………」 王宮は困惑し、侍従は頭を抱え、図書館は静かに崩壊していく。 やがて明らかになるのは、“夢遊病”では説明できない異常な執着と、アリシアにだけ向けられる不可解な感情。 昼と夜、どちらが本当の彼なのか。 それとも――どちらも偽物なのか。 そして今夜もまた、閉館した図書館の扉が、誰にも開けられないはずの音を立てる。 「……ああ、やっと会えた」 その声は、昨日よりもさらに“人間らしく”なっていた。 ――この求婚は、本当に夢遊病なのか? それとも最初から“彼女だけを狙っていた”のか? 恋愛未満、恐怖以上。 静かな図書館で始まる、最も危険な夜の求婚劇。
恋愛 完結 短編 R15
感想数 0 文字数 4,135 最終更新日 2026.06.30 登録日 2026.06.30
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