『AI』という魔法を神から与えられ、違う世界で生を受けたニコティオンは、生まれながら魔法を持っていると両親に喜ばれていた。
この世界では、魔法の数で階級が決まっていた。そして、15歳になると魔法を授けてもらう儀式を受ける。この時に授かる魔法の数により運命が決まるが、ニコティオンはすでに魔法を持っていたので、期待されていたのだ。
だがその儀式でニコティオンは、魔法を授かれなかった。
この世界で一番下な階級モノアークとなり、父親から勘当されるのだった――。
文字数 68,767
最終更新日 2025.09.07
登録日 2025.08.26