労働対価 小説一覧

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「お前を愛することはない」と言われたので、労働対価に食事を要求します

「お前を愛することはない」  結婚式を終え、夜、夫婦の寝室に二人きりとなった途端、夫となったカリウスに言われた。  冷たく言い放たれ、私はどうにか頷くと、旦那様は寝室を出ていった。  その瞬間、耐えきれず私の膝は崩れ落ちる。 「…………ふっぐっ……」  もう無理だった。  寝室の外に声が漏れることのないよう、必死に両手で口を押さえる。 「ぶふっ! ぶふふ…………」  あまりにもテンプレだ。  指差して笑わなかった自分を褒めてあげたい。  などと思ったのだが、笑えたのも次の日の朝までだった。  私の食事がなかったのである。  これは労働対価として食事を求める私──コレッティーナと、旦那様との結婚生活の物語。  
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感想数 0 文字数 7,806 最終更新日 2026.06.11 登録日 2026.06.11
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