藤堂高虎 小説一覧
小説AI検索
1件
1
香気双影記
「槍無双の戦場の鬼」と呼ばれた若き日の藤堂高虎が出会ったのは、
罵り合ってばかりなのに、誰より息の合う二人の忍びだった。
天下泰平の世。西の丸の庭で、老将・高虎は、幼き主に今日もせがまれる。
「あの二人の話をしてくれ」と。
槍の名手の算盤忍者と、双節棍の名手で城造り名人の忍者。仲が悪いのに、本当はとても仲がいい。
それは、若き己の礎を作った「運命の番」と二人をめぐる人々と香りの物語――。
二十歳の高虎は、己の槍ひとつで戦場を渡り歩く猛者だった。
羽柴長秀に仕えた初日、命じられたのは、得手の槍ではなく鉄砲隊の長。不服を申し立てる高虎の前に現れたのは、素槍一本で己を打ち負かした、目元に傷あるの男。
そして、勝負の場に漂った、馥郁たる花の香り。背を刺す殺気。
――あれは、一体何だったのか。
学のない槍働きの武将が、「戦なき世」を目指す主君と、二人の忍びに出会い、時代に名を残す名将へと成長してゆく――。
戦国の三英傑を陰で支えた名将・藤堂高虎の原点を描く、
「史実 ✕ 忍び ✕ 和風オメガバース(特殊体質・番)」の、熱い時代ロマン。
【閲覧上のご注意】
・実在の人物や史実を題材にしたフィクションです。人物像や展開は作者の創作です。
・和風オメガバース(半陰陽・番などの特殊体質)の設定を含みます。BLではありません。一人称と実際の性別が一致しない人物が登場します。
・のちに性的な表現(官能小説程度)、戦国ゆえの流血・暴力表現があります。
1件