奇想 小説一覧

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月の涙

月の涙
 月の上に落ちた涙が蒸発するまでの間、その表面に映ったのがこの物語です。  失われたSFの夢が舞い、その夢により街の形作られる月の上、百の街路の中に百の秘密を隠し持ち、百の秘密の中に百の街路を隠し持つ、その街の中、途方にくれたロボットがいます。  ロボットは自分の主人を探しているようです。何ものもあるはずのこの街には、探し人もきっといるはずなのですが、あまりにあるものが膨大で、何時までたっても見つけることができません。いくら探しても見つからない探し人に、ロボットは雪の降る街の中、疲れ果て、座り込み、夢の中の夢の中の夢の中の夢……その夢の深い階層を落ちて行き、たどり着いた真っ白な場所は何処?  そして始まるロボットの幻想譚。
SF 完結 短編
感想数 0 文字数 22,056 最終更新日 2017.11.03 登録日 2017.11.02
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