皇太子妃でした小説一覧

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宰相から聖なる乙女の話を聞いたことから、 皇太子妃シウ・サーシャニアは前世の記憶を思い出す。 そう、ここは乙女ゲームの世界。 シウの夫、皇太子のルマンは妻がいながら攻略対象の一人であり、 そしてシウはヒロインのユリシアがルマンを選ぶと即何者かに紅茶に毒を盛られ死亡するセリフ無しの……モブ妻!!ご都合主義は勘弁して下さい。 シウは宰相のグロキシニアからユリシアの話を聞いたその日から、日記をつけることにした。 「ただで死んでやると思うなよ!!」 その日記には夫への愚痴が含まれていたが、 こんなことを書いていれば死後日記が発見された際、 犯人はルマンに違いないと思わせる、嫌がらせ。 勝手に皇太子妃に選んで、「離縁しよう」っていう夫が悪いですよね?しょうがありませんよね? そう黒い笑みを浮かべながら、 シウは毎晩日記をつけた。 だがある日、グロキシニアに貸していた本と日記を間違えて渡してしまう。 シウを想うグロキシニアは激怒し、 裏でルマンとユリシアを陥れ始めた。 まずヒロインのユリシアを買収しルマンを振らせ、 シウの毒殺計画はユリシアの騎士だけが関与する予定のはずが、 グロキシニアはルマンをそそのかし、わざと毒殺計画にルマンを加え皇太子の座を剥奪されるよう仕向けた。 何が起きたか分からないシウにグロキシニアは跪き、 「復讐はお気に召しましたか、マイレディ?」 と微笑んで…?
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文字数 12,174 最終更新日 2020.05.11 登録日 2020.04.19
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