「ハングマン」の検索結果

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イシュタム。 マヤ神話における、自殺を司り、死者を楽園に導く女神。 そんな女神を崇拝する自殺サイト、“ヤシュチェの木陰”では、己の死を望む者達が集い、集団自殺パーティが行われようとしていた。 パーティの参加者の一人、〘シホ〙こと佐倉志帆の目的はただ一つ。 十年前に失踪した、双子の妹の行方を追う事だった。 調べに調べまくって、ようやく得た手かがり。 何があったとしても、必ず真実に辿り着いてみせる。 そう決意した志帆だったが。 女神に仕える巫女を名乗る、サイト管理者アカリ。 彼女によって開催されるゲーム、“イシュタムの祝福”は、ハングマンをベースにした、リアル首吊りゲームだった。 自殺志願者達は、楽園行きを求めて死を望み、一人デスゲーム状態の志帆は、自分と周りの死を阻止しつつ、妹の情報を得る為にゲームに挑む。 死への歓喜と嫌悪。恐怖と躊躇。 参加者達の感情と、主催者アカリの狂気的な信仰心が交差する集団自殺パーティは、やがて、意外な結末を迎える──。 ⚠注意⚠ この作品には、自殺を肯定する表現がありますが、決して自殺を推奨しているわけではありません。 なお、自殺幇助は犯罪です。
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小説 17,292 位 / 184,631件 ホラー 219 位 / 6,771件
文字数 141,203 最終更新日 2024.03.20 登録日 2024.02.23
ホラー 連載中 短編 R18
 ――ろく……なな……はち……――  右手、左手に二重に巻き付け、握ったポリエステル・ロープが軍手越しにぎりぎりと食い込み、びぃんと目一杯張って、すぐ後ろに立てかけられたはしごの最上段をこする。片膝つきの自分は歯を食いしばって、ぐ、ぐ、ぐ、と前に屈み、ウォークイン・クローゼットの扉に額を押し付けた。両腕から全身が緊張しきって、荒い鼻息、鼓動の響きとともにのぼせていく……――  じ、じゅうよん……じゅうご……じゅうろく……――  ロフトへのはしごに背中をつけ、もたれた「うさぎ」の細い首が、最上段からハングマンズノットで絞められていく……引張強度が300キログラム超のロープ、たとえ足がブローリングから浮き、つり下がったとしても、やせっぽちの息の根を止めるうえで問題にはならない。食い込む痛みを押し、自分はいっそう強く握り締めた。仕損じてはいけない……薬で意識のないうちに、苦しむことなく……――
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小説 184,631 位 / 184,631件 ホラー 6,771 位 / 6,771件
文字数 14,981 最終更新日 2024.02.24 登録日 2024.02.02
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