「巻物」の検索結果

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妖しや仏、そして人間が入り混じる世において、一つの大きな戦がおきた。妖しと人間の戦いである。 戦は妖しの有利に思えたが、その戦いに一人の男が降り立ち戦局は大きな変動を見せる。 その者、仏を母に持ち、父を鬼に持つと言う。 男の加勢により妖しの将は人間の手により一つの巻物に封印され、世は一時の静寂を保つこととなる。 主な登場人物 ・天鬼丸(不動明王天鬼丸) 父を先の大戦で妖しの将であった鬼(閻王鬼)に持ち母を御仏(太古神の一人チャナ)に持つ 普段は人の姿しており、目立ちたがりや。ちょっとお馬鹿な人物。 怒り等の感情が爆発すると、鬼の姿(不動明王天鬼丸)へと変貌しその絶大な力で目の前の敵を殲滅する。 先の対戦で人、仏の善軍に味方しその力で妖し軍の王たる自らの父を一つの巻物に封印する。 本当にそれは正しい選択だったのか・・・自分の力と存在に苦悩し人となる事を望む。 自分の父が封印された天妖の巻物を持って迷えし者を導く幻の里、天京に向けて旅をしている ・三蔵 混沌の世を生き抜く力を得る為、祖先が妖しと交わって妖力を得た一族「御前」一族の一人 人にして妖力を宿す彼女の一族を人々は呪われた一族として忌み嫌う 活発で、姉御肌。小さい事は気にしない正確だが自分の力の事を嫌っているため妖力を失くす事を望み、天鬼丸と共に天京を目指し旅をする事となる ・沙洞河(洞河) 依頼があれば妖し、人を区別せず惨殺する殺し請負人の一族「沙」(すな)の末裔。 普段は冷静沈着でクールな男。面倒くさい事を嫌うが実は熱い心を持ち、女性好きと言う面も持つ。 とある事件をきっかけで今まで行ってきた行為の愚かさに気付きその罪の重さにいつも死ぬ事を自問自答のように繰り返している時に三蔵達に会う。 今までの行いを忘れぬ為、自分の名に一族の名である「沙」の字を入れ、永劫許される事はないこの罪は許されることはあるのか…その答えを求め三蔵達と共に天京を目指し旅をする ・地豚坊 超怪力の持ち主。その力のため自分の意図とは関係なく人に怪我をさせてしまったり物を破壊してしまったため親にも恐れられ寺に預けられる。しかし寺でもその力を恐れられ、行き場のない気持ちに悩まされる。そんな時に出会った天鬼丸達に自分の力を価値ある物と言ってもらい、自分の存在意義を見出す。そして自分を救ってくれた天鬼丸に一生の忠義を誓い共に旅をする。 普段は気が優しく、常に皆の事を考えている皆の良き理解者的存在
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小説 185,357 位 / 185,357件 ファンタジー 42,580 位 / 42,580件
文字数 38,405 最終更新日 2021.09.01 登録日 2021.08.12
大きな戦争があった。 それはそれは大きな戦争で、地上は巨大な火によって洗い流されてしまい、人間が住む環境ではなくなった。 恐怖に怯える人類は地下へと逃げた。 地下では巨大なシェルターが建造されていて、ある程度の自給自足が可能だった。人類はどうにかそこで文明を繋ぐことに成功した。 それは今からたった500年前の話。 たくさんの技術は後退してしまったが、人類はたくましく生きていた。 逃げ延びた最初の人々が息絶え、地上の大きな戦争が学校で習う歴史の一つとして埋もれていった頃、それは出現した。 巨大な塔だった。地下における「天井」より高くその塔は存在している。 『バベル』と呼ばれ、後に地下社会において必要不可欠な存在となる塔は突然現れた。 ──あれは神さまがつくったものだ。 皮肉にも、その塔は神が自ら壊した塔と同じ名前をつけられた。 ──頂上にはきっと神さまがいらっしゃる バベルの内部には人間の理解を超えた、超常の効果を持つモノが存在していた。それは総じて『果実』と呼ばれる。 欠損まで元通りにする秘薬 食べてもなくならない植物 エネルギーを無限に蓄える鉱石 超常の効果を巻き起こす武具や巻物 人々は果実を求め、バベルへと足を踏み入れた。その者たちは『盗掘者』呼ばれた。 ──きっとそこで我々を見守っていてくださるに違いない しかし、バベルの内部には『悪魔』と呼ばれる怪物たちが跋扈していたのだ。多くの盗掘者は悪魔によりその身は引き裂かれた。 ──神さまに会えたら何でも願い事が叶うらしい バベル発見から100年。政府が政策により『盗掘者制度』を発表した時、人類はまだ30階層までしか到達していなかった。
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小説 185,357 位 / 185,357件 ファンタジー 42,580 位 / 42,580件
文字数 12,775 最終更新日 2024.03.15 登録日 2024.03.15
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