「古民家」の検索結果
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【あらすじ】
「夜の九時を過ぎたら、あの部屋には入らないでください」
そう言ったのは、不動産屋ではなく、隣家の老婆だった。
夫婦で移住してきた山あいの古民家。
築九十年。八帖の和室。畳は沈み、柱は軋む。
けれど、その部屋だけは――異様なほど、静かだった。
音がしないのではない。音が吸い込まれていくのだ。
夜九時を過ぎると、その和室で何かが「立っている音」がする。
呼吸のような気配。足音のような沈み。
そして、ある夜、襖の向こうから声がした。
「……おかあさん、迎えにきたの」
これは、母になれなかった女と、
母を求めてやまない“なにか”の、
誰にも気づかれなかった、静かな怪談である。
文字数 4,157
最終更新日 2025.06.06
登録日 2025.06.06
田舎の古民家豪邸に一人で住み、神社参拝と温泉旅行が大好きな、アルビノ・ボッチ女性「多喜ハルカ」。彼女は決して幸運とは言えない境遇にありながらも、自らをラッキーガールと鼓舞して強く明るく生きている。
だが、ちょっとした事故から、「ある力」が覚醒し、否応なく「白結の巫女」という存在になってしまった。その上に、「貧乏神のエース」のお世話をせよと命じられることに……。
これまた奇妙な縁の押しかけ弟子デカパイ女子大生二人も巻き込んで、貧乏神様「ビンちゃん」や氏神様「ナギさん」はじめとする神様たちとの交流が続く。
更には、梅干し作りを通して亡くなっている父親の思いを知る機会や、疎遠になっていた蕎麦屋の親友との再会もあり、ついにハルカにも恋の予感? はたまた、ビンちゃんの正体は……。
そういった、愉快で楽しい(?)ドタバタ生活の顛末を、ハルカ自身が打ち明けるというお話です。
……旅行・美食好きハルカの、お薦め温泉宿やグルメ紹介なんかもありますよ!
なお、登場人物の多喜ハルカ、江藤咲夜・・・。芸能人に似た名前の方がいらっしゃいますが、無関係です! 名前の由来の話は、最後の方の話で出てきます。ですので、断じて無関係です!
(この作品は、「小説家になろう」さん、「pixiv」さん、「カクヨム」さんにも掲載させてもらっています)
文字数 147,490
最終更新日 2023.02.12
登録日 2023.01.28
