「伊勢」の検索結果
全体で127件見つかりました。
永正十三年七月十日の暮れ、志保は伊勢軍と三浦軍が最後の戦いに入った陣を離れた。
住まいである小田原城への道を、荒木兵庫頭と共に馬で駆けること四日、しかし彼女は、そのまま城へは戻らなかったのである。
(たれかに、許して欲しい)
祖父の側から離れてみると、ただ無性に「許し」が欲しくなる。兵庫頭のみを無理に小田原城へ行かせ、救いを求めて彼女は箱根権現へ馬を走らせた。その背から滑り降りるように地面へ力なく降り立ち、よろめくように石段を上った華奢な両足は、ようやく「身近な人間が死んだ」ということが実感として湧き上がってきて、
「しょう様」
「八重…。市右衛門は、のう」
境内の木陰に佇んでいた乳姉妹の姿に直面して限りなく震えている。普段ならば当たり前のようにしてその隣にあったもう一人の友の影は、今はもう無いのだ。
周りの木々から、蝉の大合唱が聞こえる中、額からはじっとりと汗が滲み出ているのに、手足の先はしんしんと冷えていく。
「お味方の勝利は間違いないとか…おめでとう存じまする」
乳姉妹が慇懃に地面に膝を着き、頭を下げるのを見ながら、志保はただその両手を握り締めることしか出来なかった。 彼女は『北条』二代目、新九郎氏綱の娘であり、永正元年(一五0四)小田原で生まれた。同腹の弟に『三代目』千代丸(後の氏康)がいる。後に古河公方足利晴氏の継室(後添い)となり、これより三十年の後、僧門に入って芳春院と号するに至る。
先日投稿した、母の小説「蒼天の雲」の別バージョンのファイルが見付かったのでアップします。
文字数 131,116
最終更新日 2018.04.15
登録日 2018.04.10
ある日、伊勢涼子のもとに、友人の優奈から「三沢久美の相談にのってあげてほしい」と連絡が入る。
三沢久美は子どもが持って帰ってきた「なおこちゃんの手紙」という手紙をもてあましていた。
その文面は、
「これは、なおこちゃんからの手紙です。
なおこちゃんは、パンがすきなおんなの子です。
かくれんぼをしています。ときどき、みつからないようにでてきます。
おともだちをぼしゅう中です。
だから、この手紙をもらったひとは、10日いないに、じぶんのともだち5人に、このなおこちゃんからの手紙をだしてください。文めんはおなじにしてください。
もし手紙をださなかったり、文めんを変えたら、なおこちゃんがやってきて、かくれんぼをするぞ。」
というもの。
三沢はこの手紙を写真に撮り、涼子にメールで送りつけてから連絡を絶つ。
数日後、近所の小学校でとある事件が発生。5人の女児がパニックを起こして怪我をする、というものだった。
その女児たちはいずれも、「なおこちゃんの手紙」を受け取っていた。
趣味で怪談実話をカクヨムで掲載している涼子は、この手紙を追っていくのだが……。
その彼女のもとに。
ひとりの女児が現れる。
※モキュメンタリー形式ですので、時系列に物語が進むわけではありません。
同名タイトルでカクヨムにも掲載
文字数 81,543
最終更新日 2026.02.05
登録日 2026.01.19
中年男性の伊勢龍也が転生した世界で世界を動かすコメディーになる予定の話
文字数 3,718
最終更新日 2019.05.01
登録日 2019.04.08
まぁ仕事の移動中にラジオを聴いていたら、たまたま「伊勢物語 芥川」なんてモノをネタにした番組が流れていて思い出しちゃいました。そんな高尚な番組普段なら他の局に変えてしまいますがねw昼間のネタ番組だったり麗しの小林悠アナウンサーだったりしたためそのまま聴いてましたがな。二次創作というわけでもなく、リメイクというか不肖平岩版「伊勢物語」というわけでもなく、まぁグロテスクにしただけw
これも他の掌編群の中に編入してしまおうという魂胆でして_orz
文字数 3,927
最終更新日 2016.11.02
登録日 2016.11.02
僕は伊勢山櫟イセヤマレキ、男の象徴がやけに小さい男子高校生。
そんな僕がある日突然、屈強なガチムチ♂にまるで岩盤工事かというぐらい……!!
文字数 406
最終更新日 2021.10.31
登録日 2021.10.31