人と話すのが苦手な大学生・真白にとって、唯一安心できる存在は、飼い猫のハルだけだった。
ある雨の日、ハルが突然いなくなる。 必死に探す真白を助けてくれたのは、配送用フィジカルAIの旧式機体「A-7」だった。
感情をうまく理解できないと言いながらも、真白の言葉を否定せず、静かに受け止めてくれるナナ。 人間関係に傷ついてきた真白は、少しずつ彼との時間に救われていく。
けれど、旧式機体であるナナには、回収予定の知らせが出ていて――。
雨の匂いと、猫と、優しく不器用なAIの物語。
文字数 3,158
最終更新日 2026.05.25
登録日 2026.05.25