愛されない王妃小説一覧

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恋愛 完結 短編
ブルーク公爵家の長女に生まれた私は、幼い頃に母を亡くした。父に愛されたことなど一度もなく、父が後妻を迎えると、私は使用人用の住まいに追いやられた。 父はこの国で、一番力を持っていた。一国の王よりも。 国王陛下と王妃様を殺害し、王太子であるアンディ様を国王に据えた。両親を殺され、12歳で国王となったアンディ様は、父の操り人形だった。 アンディ様が18歳になると、王妃になるように父に命じられた。私の役割は、アンディ様の監視と彼の子を産むこと。 両親の仇であるブルーク公爵の娘を、愛することなど出来るはずがない。けれど、私はアンディ様を愛していた。自分が愛されていないことも、愛されない理由も、愛される資格がないことも分かっている。愛されることなど、望まない。 父親がどんな人間かは、私が一番良く分かっている。父は母を、殺したのだから……。 彼に愛されなくても、彼を守るために私は王妃となる決意をする。王妃となってまもなく、アンディ様は愛する人を見つけたからと側室を迎えた。 設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
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文字数 53,267 最終更新日 2023.11.14 登録日 2023.10.24
仕事を押し付けられましたが、王家の仕事ってつまり権力なんですよね。 殿下、愛より素晴らしいものをありがとうございます。
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小説 11,145 位 / 184,526件 ファンタジー 1,756 位 / 42,436件
文字数 6,504 最終更新日 2022.06.07 登録日 2022.06.05
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