探し物小説一覧
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(お知らせ)
・第7回ライト文芸大賞エントリー中。毎週土曜日20時更新予定(全4節)。
・最終編第十話まで投稿済み。次回、第十一話の更新は5月頃です(ライト文芸大賞期間中)。
・第4回、第5回ライト文芸大賞にて奨励賞をいただきました!!✌︎('ω'✌︎ )✌︎('ω'✌︎ )
(あらすじ)
〈心の落とし物〉はありませんか?
どこかに失くした物、ずっと探している人、過去の後悔、忘れていた夢。
あなたは忘れているつもりでも、心があなたの代わりに探し続けているかもしれません……。
喫茶店LAMP(ランプ)の店長、添野由良(そえのゆら)は、人の未練が具現化した幻〈心の落とし物(こころのおとしもの)〉と、それを探す生き霊〈探し人(さがしびと)〉に気づきやすい体質。
ある夏の日、由良は店の前を何度も通る男性に目を止め、声をかける。男性は数年前に移転した古本屋を探していて……。
懐かしくも切ない、過去の未練に魅せられる。
(主人公と作中用語)
・添野由良(そえのゆら)
洋燈町にある喫茶店LAMP(ランプ)の店長。〈心の落とし物〉や〈探し人〉に気づきやすい体質。
・〈心の落とし物(こころのおとしもの)〉
人の未練が具現化した幻。あるいは、未練そのもの。
・〈探し人(さがしびと)〉
〈心の落とし物〉を探す生き霊で、落とし主。当人に代わって、〈心の落とし物〉を探している。
・〈未練溜まり(みれんだまり)〉
忘れられた〈心の落とし物〉が行き着く場所。
・〈分け御霊(わけみたま)〉
生者の後悔や未練が物に宿り、具現化した者。込められた念が強ければ強いほど、人のように自由意志を持つ。いわゆる付喪神に近い。
文字数 486,132
最終更新日 2024.05.11
登録日 2020.07.31
瀬々市愛、二十六才。「宵の三番地」という名前の探し物屋で、店長代理を務める青年。
右目に濁った翡翠色の瞳を持つ彼は、物に宿る化身が見える不思議な力を持っている。
御木立多田羅、二十六才。人気歌舞伎役者、八矢宗玉を弟に持つ、普通の青年。
愛とは幼馴染みで、会って間もない頃は愛の事を女の子と勘違いしてプロポーズした事も。大人になって再会し、現在は「宵の三番地」の店員、愛のお世話係として共同生活をしている。
多々羅は、常に弟の名前がついて回る事にコンプレックスを感じていた。歌舞伎界のプリンスの兄、そう呼ばれる事が苦痛だった。
愛の店で働き始めたのは、愛の祖父や姉の存在もあるが、ここでなら、自分は多々羅として必要としてくれると思ったからだ。
愛が男だと分かってからも、子供の頃は毎日のように一緒にいた仲だ。あの楽しかった日々を思い浮かべていた多々羅だが、愛は随分と変わってしまった。
依頼人以外は無愛想で、楽しく笑って過ごした日々が嘘のように可愛くない。一人で生活出来る能力もないくせに、ことあるごとに店を辞めさせようとする、距離をとろうとする。
それは、物の化身と対峙するこの仕事が危険だからであり、愛には大事な人を傷つけた過去があったからだった。
だから一人で良いと言う愛を、多々羅は許す事が出来なかった。どんなに恐れられようとも、愛の瞳は美しく、血が繋がらなくても、愛は家族に愛されている事を多々羅は知っている。
「宵の三番地」で共に過ごす化身の用心棒達、持ち主を思うネックレス、隠された結婚指輪、黒い影を纏う禍つもの、禍つものになりかけたつくも神。
瀬々市の家族、時の喫茶店、恋する高校生、オルゴールの少女、零番地の壮夜。
物の化身の思いを聞き、物達の思いに寄り添いながら、思い悩み繰り返し、それでも何度も愛の手を引く多々羅に、愛はやがて自分の過去と向き合う決意をする。
そんな、物の化身が見える青年達の、探し物屋で起こる日々のお話です。現代のファンタジーです。
文字数 223,410
最終更新日 2024.01.21
登録日 2023.12.31
ある問題を解決してほしくて、森でふくろうを探していた、子ザルのもん吉。
そんなもん吉の前に、小さな車に乗って、リスのリーさんが現れた。
物知りなふくろうを探しているのだが、知らないかともん吉が尋ねると、そのふくろうは、リーさんの先生だと言う。
しかし、先生は、年老いてしまったので力になれない。代わりに、自分が力になると、リーさんは言う。
そして彼は、もん吉に、3冊の本を薦めてきた。
しかし、もん吉は、本を全く読んだことがない。
興味がないからと断るが、リーさんは、「絶対に気に入るはずだから」と言い切る。
果たして、もん吉は、本を気にいるのか? そして、問題はリーさんによって解決されるのか?
文字数 5,251
最終更新日 2021.12.01
登録日 2021.11.26
浮気なんてものとは程遠い存在のはずだった
俺とお前の関係でそんなこと、ありはしないと思っていた
それはもう過去のこと。
今はもう違うんだ
文字数 25,380
最終更新日 2020.11.05
登録日 2020.10.03
あなたは『オーナメント』をご存知だろうか。
それは『日常に紛れ込んだ異次元の鱗片』のこと。
これはいつの間にか非日常が日常になっていた、ある女性のひとつのエピソード。
文字数 10,123
最終更新日 2019.03.07
登録日 2019.03.06
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