カリーナは夫フィリップを支え、名ばかり貴族から大貴族へ押し上げた。苦難を乗り越えてきた夫婦だったが、フィリップはある日愛人リーゼを連れてくる。リーゼは平民出身の性悪女で、カリーナのことを”おばさん”と呼んだ。一緒に住むのは無理だと感じたカリーナは、家を出ていく。フィリップはカリーナの支えを失い、再び没落への道を歩む。一方でカリーナには、王太子妃になる話が舞い降りるのだった。
文字数 10,007
最終更新日 2023.02.05
登録日 2023.02.04
男爵令嬢シャーロットは、幼少期から音楽の英才教育を受け、学園では音楽部に所属していた。音楽部には同級生として男爵令息のアルバートがいて、女子から絶大な人気があった。シャーロットは女子の中で唯一、アルバートとたくさんおしゃべりをする仲である。アルバートは言う「シャーロットは”特別”だから」
しかし、アルバートの”特別”は恋人という意味ではなく、異性を感じないほど話しやすい、という意味だった。友達のままでいいと感じているシャーロットだったが、公爵令嬢ユリアの視線がアルバートの目を射止めることになる。そして、シャーロット・アルバート・ユリアの三人の関係の中で、”特別”は変化していくこととなる。
文字数 12,657
最終更新日 2023.02.04
登録日 2023.02.03
私は伯爵令息ウジェーヌ様と婚約できて、幸せの絶頂だった。ウジェーヌ様は貴族社交界の花形、みんなの注目の的だった。しかしある日、私は家の脱衣場でウジェーヌ様と姉が一緒にいる浮気現場を目撃し……?
文字数 1,327
最終更新日 2023.02.03
登録日 2023.02.03
クレアは同級生のオーウェンと家の都合で婚約した。オーウェンには幼なじみのイブリンがいて、学園ではいつも一緒にいる。イブリンがクレアに言う「わたしとオーウェンはラブラブなの。クレアのこと恨んでる。謝るくらいなら婚約を破棄してよ」クレアは二人のために身を引こうとするが……?
文字数 4,270
最終更新日 2023.02.02
登録日 2023.02.02
学園の入学式で、婚約者ロドリゴが私シェリーに提案してきた。
「俺たちは政略結婚だからさ、学園ではお互いに干渉しないようにしよう。恋愛も自由だ」
もちろん賛成よ。学園生活だけが私の最後の自由だから。
でも……私とロドリゴは同じクラスになり……?
文字数 1,982
最終更新日 2023.02.01
登録日 2023.02.01
ローラは婚約者のクリストフが裏庭の茂みで浮気している現場を見つける。
クリストフは浮気相手の女にも「結婚したい」と言っているようだ。
ローラは現場に乗り込んで、クリストフの無様な言い訳を聞くことになる……。
文字数 3,288
最終更新日 2023.01.31
登録日 2023.01.31
男爵令嬢のレーナは、公爵家のカールが愛していた女性サシャの身代わりとして一緒に住むようになる。
サシャはカールの求婚から逃げるために、失踪していた。生きているかどうかもわからない。
カールは正気を失っていて、レーナはサシャを演じるしかない。
繰り返される会話、カールの暴力におびえる日々……。
そんなレーナがカールから解放される日は来るのか……?
文字数 2,186
最終更新日 2023.01.29
登録日 2023.01.29
姉のソフィアは幼い頃から優秀で、両親から溺愛されていた。 一方で私エミリーは健康が取り柄なくらいで、伯爵令嬢なのに贅沢知らず……。 優秀な姉みたいになりたいと思ったこともあったけど、ならなくて正解だった。 姉の本性を知っているのは私だけ……。ある日、姉は王子様に婚約破棄された。 平凡な私は平凡な結婚をしてつつましく暮らしますよ……それすら贅沢なのですか!?
文字数 14,189
最終更新日 2023.01.28
登録日 2023.01.28