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「くそ……っ!あの女が、息子に締め付けの呪いをかけたんだ…っ!」
机を叩く男を前に、遥香は大きなため息をついた。
「……いや……、それ、ぜん息だと思いますが…」
仕事に疲れ切った病院薬剤師・桐谷遥香は、ガスバーナーの炎に飲まれ、気づけば中世ヨーロッパ風の異世界に放り込まれていた。
そこでは、病気はすべて"呪い"や"魔女"のせいとされ、トンデモ治療が日常化していた。
薬の知識を武器に、遥香は冷酷騎士レオニスと、原因不明の怪事件や“呪い”の正体を暴いていく。
しかし、彼女を脅威とみなした"ある者達"により、遥香は陰謀の渦中へと投げ込まれて…?
これは、
"呪い"に、薬で立ち向かう病院薬剤師の物語。
※他サイトでも投稿しています。
文字数 77,651
最終更新日 2026.04.27
登録日 2026.03.18
殉葬を命じられた末端妃・翠蓮。
会ったこともない皇帝の棺の前に立たされた彼女は、そこで「甘い匂い」に気づく。
薬草の匂いだけは誰より分かる翠蓮の鼻が告げていた――これは毒だと。
皇帝は毒殺されたのではないか?
殉葬寸前の妃が、皇帝毒殺の真相を嗅ぎ当ててしまう後宮ミステリー。
※短編です。
文字数 10,977
最終更新日 2026.03.18
登録日 2026.03.18
母が魔女として焼かれた日、村人は笑っていた。
優しかったはずの村人たちは手のひらを返し、ユリアナを「魔女の娘」と呼んで石を投げる。
幼馴染トマスすら、彼女を守ろうとはしなかった。
絶望したユリアナが崖から身を投げようとした
その時――軽薄そうな男が声をかけてくる。
「あっれー? 死ぬの?」
彼の名はロイ。偽物の黄金を作る、ろくでなしの錬金術師。
「魔女裁判ってのはな、だいたい偽物だ」
ロイは笑った。
「復讐、してみるか?」
こうして、魔女の娘とチャラ男錬金術師による――村を地獄に落とす復讐劇が始まる。
文字数 11,524
最終更新日 2026.03.17
登録日 2026.03.17
「なんで、お前みたいなブスと結婚しないといけないんだ」
そう言い放ったのは、結婚を一週間後に控えた婚約者だった。
商人の娘エフィは、持参金目当ての政略結婚を受け入れていたが、彼からは日常的に「ブス」「価値がない」と罵られていた。
そんなある日、エフィは父の商会の帳簿から男爵家の不審な金の流れを発見する。
さらに婚約者が娼婦と歩いているところを目撃し――
「泣く暇があるなら策を考えなさい」
昔、自分が言った言葉を思い出したエフィは決意する。
結婚式の日、すべてを暴くと。
そして再会したのは、かつて「姉さん」と慕ってくれた幼馴染の騎士レオンだった。
これは、ブスと蔑まれた商人令嬢が、
結婚式で運命をひっくり返す逆転劇。
文字数 9,637
最終更新日 2026.03.16
登録日 2026.03.16
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