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恋人がアイドルに——だからこそ、一番遠い。
「僕はもう、彼女と手を繋げない——」
中学入学直後、桐谷直哉は一人の女の子と出会った。
結城沙友里。笑うと少しだけ目を細める、その笑顔に直哉は恋をした。
手を繋いで歩いた放課後。
花火の下で交わしたキス。
六人で過ごした夏の海。
触れることが当たり前だった、あの頃——。
やがて沙友里はアイドルの道へ踏み出す。
スポットライトの中で輝く彼女に、直哉はもう触れられない。隣に立てない。名前も呼べない。
恋人なのに——だからこそ、一番遠い。
触れられなくなっても、それでも僕は彼女を見ている。
輝きの中で笑う君を、ただの観客として——
アイドルになった彼女と、僕の物語。
文字数 6,367
最終更新日 2026.07.23
登録日 2026.07.23
夢を追う彼女と、それを見守る彼。二人の距離が、少しずつ変わっていく——。
中学三年の春、結城沙友里は「アイドルにならないかって言われた」と打ち明けた。
笑わずにその夢を肯定したのは、漫画家志望の桐谷直哉――彼女の最初の味方だった。
だが沙友里のデビューとともに、二人の距離は少しずつ変わっていく。
会えない日々、短くなる連絡、触れられなくなる手。
スキャンダルの噂が広がる中、直哉は彼女を守るため、自ら距離を取ることを選ぶ。
それでも、想いは消えなかった。
触れられなくても、離れていても、同じ未来を信じていたから。
離れていくはずの二人が、それでも手放さなかった恋の行方とは――。
「手を繋ぐことができなくなっても」
——それでも心は、ずっと繋がっていたいと願う。
文字数 9,584
最終更新日 2026.04.04
登録日 2026.03.19
文字数 10,015
最終更新日 2026.03.14
登録日 2026.03.09
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