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とある土地に伝わる人の弱さを喰らう物語。
時として枠を越え現実を侵しうる変貌の忌譚──。
今宵も惑う者が、忌譚の犠牲となる。
切っ掛けは誰しもが持つ理想願望と、決して満たされぬ現実との狭間。憤慨、苦悩、逃避。理由はどうあれ一度でも己が弱さを煽られ、手を伸ばし触れてしまったのなら身から出た錆。狭間に誘われ喰われてしまう。
怖いもの見たさ? 恐れ知らず?
もし触れたいというなら、ご自由にどうぞ。
己を省みて踏み止まるか、読を糧とし前進できるならば良し。はたまた忌譚の一部と成り果てようとも、それは本人しだい。よくよく吟味し見定めてください。結果の救済破滅はお好きなように。どうなろうと存じ上げませぬ。
──時に。あなたは、自分の全てを差し出しても出会いたい『物語』はありますか?
(※こちら、途中の展開までは数年前の作品を書き直したものとなっております)
©️2026 I'm who?/哀無風
文字数 146,881
最終更新日 2026.03.09
登録日 2026.02.01
地方の大学、寂れた研究室の、寂れた青年【茂豊 誠太郎】にある日、東京の刑事から電話が掛かってきた。
電話の用件は、腐れ縁とも言うべき友人が『失踪をした』というもので。捜査に協力するために東京へと赴くも、手掛かりは宛名が誠太郎となっている書き出し一文の“奇妙な手紙”だけ。結局、友人の足取り一つ掴むことはできなかった。
そんな折に、東京に行った誠太郎とは入れ違いで研究室を訪ねて来た素性の知れぬ少女。彼女曰く、彼は『目の前に居る』と謎めいた言葉。それから『取り戻す手助けをして欲しい』とのこと。困惑しつつも友の手掛かりになるならと、誠太郎は最終的に彼女からの頼みを引き受けることに。
深秋の候。居候となった少女【クヲリ】との一風変わった日々が始まるらしい。それが人間の狂気を煮詰めたような、凄惨で悲劇的な幾つもの怪事件の序章であるとも知らずに──。
文字数 9,699
最終更新日 2025.12.06
登録日 2025.09.23
青年が迷い混んだのは、遠い遠い彼方の世界。
途方に暮れた彼が出会ったのは、自らを『トウフ』という存在だと告げる“人ならざる少女”ハクシだった。
迷い込んで来た者は、そう長くは生きられぬ運命。
それでも受けた恩を返そうと走り抜けた彼。
今際の際の彼に、ハクシが与えた選択は、
人のままの死か、人としての死か。
彼は人としての死を、生を願う。
しかし、必要に駆られて結ばれた契約は本来意図したものとは異なってしまい。彼は彼女の全てを委ねられ、その世界で特別な役割を持つ『トウフ』であり、またその『ツガイ』でもある特異な存在へと転じてしまった。
女性の身体となり、背負ってしまった役割。多くの出逢い、喪失と後悔を経て、多くの苦難や哀悲を越え……彼女達はどのような道を辿るのだろう──?
◇◇◇
※この作品は【なろう】さん【カクヨム】さんにも同時投稿しております。©️2015 I'm who?
文字数 380,121
最終更新日 2025.09.16
登録日 2022.09.16
まことしやかに囁かれる噂……。
寂れた田舎町の路地裏迷路の何処かに、人ならざる異形の存在達が営む喫茶店が在るという。
店の入口は心の隙間。人の弱さを喰らう店。
そこへ訪れてしまう難儀な業を持つ彼ら彼女ら。
様々な事情から世の道理を逸しかけた人々。
それまでとは異なるものに成りたい人々。
代わり映えしない日々に疲れた人々。
曰く、その喫茶店では【特別メニュー】として御客様のあらゆる全てを対価に、今とは別の生き方を提供してくれると噂される。それはもしも、あるいは、たとえばと。誰しもが持つ理想願望の禊。人が人であるがゆえに必要とされる祓。
自分自身を省みて現下で踏み止まるのか、何かを願いメニューを頼んでしまうのか、全て御客様本人しだい。それ故に、よくよく吟味し、見定めてくださいませ。結果の救済破滅は御客しだい。旨いも不味いも存じ上げませぬ。
それでも『良い』と嘯くならば……。
さぁ今宵、是非ともお越し下さいませ。
※注意点として、お求めになったメニューの返品や交換はお受けしておりませんので悪しからず。
※この作品は【小説家になろう】さん【カクヨム】さんにも投稿しております。 ©️2022 I'm who?
文字数 176,234
最終更新日 2025.03.14
登録日 2022.09.17
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