鈴ノ木 鈴ノ子
仕事と車とお酒を微妙に愛して、空想夢想しながら綴り、ちょいと優越と後悔に浸り、隠しながら何食わぬ澄まし顔をして世間を歩く、つまるところはただの人。
よろしくお願いします。
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人間の「私」と、生体型アンドロイドの「梨花先輩」は、禁じられた関係を育んでいた。人間同士のつがいが禁じられ、アンドロイドとの交配が制度化された世界。二人は秘密の“金属の箱”の中で思考を交わし、やがて命を宿す。
過去の禁書に触れ、制度に疑問を抱いた私は、梨花と共に新たな「家族」の形を築こうとする。
それはただの恋ではない。
それはただの未来でもない。
金属の箱に刻まれた二人の記憶が、「人類史」の続きを描くための……。
幸せに至ることを祈る。
文字数 5,697
最終更新日 2025.06.09
登録日 2025.06.09
ふとした“紙”に、何かが宿ることがある。
書かれた言葉、残された記録。忘れたはずの想い。
一冊の古い警察手帳。
それがきっかけで、若い鑑識係・藤崎絵里奈は、警察庁のとある“美術館”へと引き寄せられていく。
そこは、《Collected Paper Museum Department》。
紙に宿る異常を、静かに祓い、封じ、時に癒す――
知られていない美術館だった。
過去に取り残された記憶、書き捨てられた想い、
それらが“本質を忘れる怪異”と化す前に――。
不思議な警察官達が紡ぐ、祓いと救いの記録譚。
文字数 40,747
最終更新日 2025.06.05
登録日 2025.05.12
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「好き」って、伝えてみませんか？
伝えるたびに、人生が少しずつ変わっていく。
幼さ、戸惑い、照れ、やがて愛へ。
たまに伝えるその言葉が、人生をそっと温めてくれる。
文字数 1,422
最終更新日 2025.05.28
登録日 2025.05.28
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波の音を聞いたことがありますか？
ひとり浜辺に座り、波、砂、流木たちの語りに耳を澄まし、忘れられた静けさを呼び戻してゆく。
ペットボトルが波に打たれ、まとめられた報告書が心の声をかき消して……。
カクヨムにも公開中です。
文字数 1,762
最終更新日 2025.05.27
登録日 2025.05.27
表は誰でも触れられる。けれど、“背”を見せて歩けるほど、世界はまだ変わっていない。
夏のある日、出会ったふたりは、ゆっくりと距離を縮めていく。性別でも役割でもなく、「自然体」でいられることをあたりまえに、きっとそれはスマートフォンの背に触れるようなのだ。
カクヨムでも公開中です。
文字数 3,889
最終更新日 2025.05.27
登録日 2025.05.27
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