もりひろ

１９７７年、一人の赤ん坊が産声を上げた。名は「晴成」。晴成には二つ上の兄がいた。兄弟は星を愛し、天文にとても興味があった。幼少のころは仲のよい兄弟であったが、成長するにつれてこまかな溝が生じ、それは大きな亀裂となって、やがて二人を分けた。 その世界には、安易に踏み込んではならない三つの領域があった。コンピュータによる脳への介入、蘇生、時間移動。しかし、網の目をくぐり、密かに研究する者がいた。 運命か宿命か。その研究者は一人の少年と出会う。いまは失われた星の帝の流れを汲む一族の皇子であり、のちに、マザーコンピュータシステムの分野で権威を二分することになる存在である。 コンピュータによる脳への介入、蘇生、時間移動。そのすべてが可能になったとき、世界は創られ、そして崩壊の道へと動き出した。 青年の願いはただ一つ。自分たちの唯一であった世界を取り戻すこと。兄を助け、己が壊してしまったあの日へ還すこと。ただ、それだけだった。

一人っ子から六人兄弟の末っ子になった中学生の物語。 ぼくとお兄ちゃんの秘密。

数学教師の逢坂と、地歴教師の翼は、職員室でデスクを並べるだけの存在だった。ところが、逢坂が公休中にキャバクラのホールで働いていたことを、偶然、翼は知ってしまい、そこから二人は急接近する。

生徒会長は代わっても、強引で無茶ブリざんまいなやり口は変わってねえ。 今度は女のカッコして劇しろなんて、ふざけんなっつーの！

それは、ほんの最初の物語。

篠原兄弟物語番外編。 一つ屋根の下、お兄ちゃんとぼくの攻防戦。

俺の赤い糸は、男で刑事でゲイな人とつながってた、はずでした。

一人っ子から六人兄弟の末っ子になった中学生の物語、第三話。 ぼくのお兄ちゃんが、お兄ちゃんになった。

俺の赤い糸は、男で刑事でゲイな人とつながってました。

大好きな親友と楽しい高校生活を送るため、急きょアメリカから帰国した俺だけど、編入した学園は、とんでもなく変わっていた……！ しかも、生徒会長になれとか言われるし。冗談じゃねえっつの！

一人っ子から六人兄弟の末っ子になった中学生の物語、第二話。 ぼくとお兄ちゃんは、初めて、兄弟の交流を果たした。

一人っ子から六人兄弟の末っ子になった中学生の物語、第一話。 ぼくとお兄ちゃんの出会い。