まー猫

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少しずつ投稿していく予定なので、暖かい目で見守ってください。
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青春 完結 短編
幼い頃からピアノを習っているせいで、合唱コンクールのピアノ伴奏は、いつも私の担当になっていた。 「よかったよな、あいつ」 普段ほとんど会話をしない男子までもが、舞台を降りた私を指して話しているのが聞こえる。 それが伴奏のことじゃないことは、すぐわかった。 彼らが口々に「よかった」と言っていたのは、ペダルを踏むたびに揺れるドレスの裾や、少しだけ開いた胸元のことだ。 制服姿の私は、いつも群衆の中の一人にすぎない。 それなのに、晴れの舞台でステージ衣装を着ると、私の外見的な部分、ただの「飾りの部分」だけがクローズアップされる。 年頃の男子がそこばかりに目が行くことなんて、私だって知っている。 1年生のとき、片想いしていた男の子が、別のクラスの女子のポニーテールをじっと見つめていた。 私はショックを受けるでもなく、ただその様子をぼうっと観察していた。 「結局、人は中身なんか見ないのかも」-いつしかそんな考えが、私の心に深く沈んでいた。
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文字数 1,197 最終更新日 2025.11.19 登録日 2025.11.19
現代文学 完結 短編
「それ、どういう意味?」 彼女の声が鋭く跳ねた。 僕はとっさに言葉を飲み込んだが、もう遅かった。 いつものように、部屋で映画を観て、少しお酒を飲んで。くだらない話をしていたはずなのに。 たしか僕は言ったのだ。「最近、あのバンド、ちょっと飽きてきたかも」って。 それだけのことだったはずだ。 「・・・ふざけんな」 彼女の低い声。急に鋭くなった眼光。 次の瞬間、僕は頬に鋭い痛みを感じた。 一瞬のことで何が起きたか分からなかった。 驚く間もなく僕の髪は彼女の手によって乱暴に掴まれ、激しく何度も振り下ろされていた。 「やめてくれ!」 僕は防戦するしかなかった。立ち上がっても、彼女は後ろから体当たりしてくる。 足元のCDケースが飛び、ゲームのコントローラーが壁に当たって割れた。 彼女は泣きながら喚いていた。「信じてたのに・・・」  (やばい) 僕はスマホを取り出し、110番した。それを見た彼女は目を見開いて、叫んだ。 「何やってんだよ!!」 十分も経たないうちに、インターホンが鳴った。 警官は二人。僕と彼女は別々の部屋に案内され、それぞれ事情を聴かれることになった。
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文字数 1,196 最終更新日 2025.11.14 登録日 2025.11.14
現代文学 完結 短編
「お前、ちょっと見ない間に太ったなー」 昼休みの、何気ない一言だった。 僕はいつものように、バツが悪そうに笑ってみせた。けれど内心では、またか…と、心の奥に冷たい鉛が落ちる音がした。 社会人になってから、職場ではしょっちゅう「体型いじり」をされた。 「いいもん食ってるなー」「そろそろジム行けよ」 全部冗談、のはずだった。でも、笑いながら言えば、何を言ってもいいのだろうか。 いやもっと言えば、僕が男性だから言われているのではないか? 女性に言えば瞬時に「セクハラ」扱いされるから。
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文字数 1,155 最終更新日 2025.11.12 登録日 2025.11.12
青春 完結 短編
兄はいくつもの有名なロックバンドをよく聴いていて、隣の部屋にいる私の耳には、嫌でもこびりついていった。 最初は少しうるさく感じたけど、その音楽には"嘘"がない気がした。兄と同じく、ハードロックを追うようになった。 私も素直に喜怒哀楽を叫んでみたい。音楽という形で。 でもそれは周りに言えなかった。「女の子らしく」という無言の圧力の中、私は小さくなっていた。
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文字数 1,270 最終更新日 2025.11.12 登録日 2025.11.12
現代文学 完結 短編
正直に言えば、「あの車両」は少し苦手だった。 それでも、自分はその車両に乗る。 なぜなら身体が、それを必要としているから。
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文字数 1,146 最終更新日 2025.11.12 登録日 2025.11.12
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