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闇の魔王と恐れられる王弟ステファン・ラーゲルレーヴは王宮の北に位置する暗黒城に幽閉されている(ことになっている)。
神官たちが守る「導きの石」に下った神託に寄り、金色の髪のオメガを魔王ステファンに差し出すことになった。期日は朔の夜明けまで。
十日ほどしか時間がない中、やっと見つけ出されたのは王都で商人をしているマットソンの屋敷で下働きをしているフラン・セーデン。翌年にはボーデン王国で成人とされる十六になるはずなのに、やせっぽちのフランはせいぜい十二くらいにしか見えない。
それでも神託の要件は満たすということで、暗黒城のステファンに差し出されることになった。
のだが……。
「みにくいあひりのこ」的フランの成長と、「紫の上」的育てて食べる感じと、まったりした日常を書きたい(のかもしれない)ゆるゆるオメガバースです。
日々の生活の息抜きに書いていますゆえ、更新もまったりの予定です。
もしよければ、お付き合いいただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。
文字数 3,835
最終更新日 2021.03.08
登録日 2021.03.07
お立ち寄りいただきありがとうございます。
【あらすじ】
一番綺麗で大切なものは秘密の場所に隠しておく。壊れたら生きられないからーー。
プロダクト・デザイナーの此花光(このはなひかる)は、無駄に綺麗な顔とデザインの才能だけ持って生まれてきた、生活能力の乏しい27歳だ。中学時代からの親友、七原清正(ななはらきよまさ)に半分依存するように生きている。
バツイチイケメンシングルファーザーの清正は光を甘やかし面倒をみるが、清正に大切にされる度に苦しくなる気持ちに、光は決して名前を付けようとしなかった。
清正なしで光は生きられない。
親友としてずっとそばにいられればそれでいい。
そう思っていたはずなのに、久しぶりにトラブルに巻き込まれた光を助けた清正が、今までとは違う顔を見せるようになって……。
清正の一人息子、3歳の汀(みぎわ)と清正と光。三人は留守宅になった清正の実家でしばらく一緒に暮らすことになった。
12年前の初夏に庭の薔薇の下に隠した秘密の扉が、光の中で開き始める。
長い長い友情が永遠の恋に変わる瞬間と、そこに至るまでの苦しいような切ないような気持ちを書けたら……。そんなことを願いながら書きました。
Under the Rose 薔薇の下には秘密がある……。
どうぞよろしくお願いいたします。
文字数 101,810
最終更新日 2021.03.08
登録日 2021.02.11
内容の薄いバカ話しか書けない妹が、お金欲しさにまたありえない話を新聞に書いている。人の小さなミスをあげつらい、鬼の首を取ったかのように偉そうに意見する妹には品性のかけらもない。
真正バカには一度鉄槌を食らわせなくては。
誰かを傷つけて優越感に浸るのはそんなに楽しいですか?
自分が同じことをされたらどんな気持ちになりますか?
幼馴染みのクロードは現在辺境伯の地位にある。ふざけて「田舎貴族」と呼んだ姉のブリジットの言葉を真に受けて、噂話を売りつけて小銭を稼いでいる妹マロリーヌは、その話を王都に広めてしまった。姉の無知を笑ってお金を稼ぐ卑しい行いが両親にバレて、本物の田舎領地に追いやられた妹の話。
文字数 4,048
最終更新日 2021.03.07
登録日 2021.03.06
お立ち寄りいただきありがとうございます。よろしくお願いいたします。
【あらすじ】
住むところとアルバイト先を早急に探さなければならなくなった貧乏学生の晴(はる)は、住み込みのハウスキーパーの面接に出向いたはずだった。
ところが家を間違えた上に相手の勘違いが重なり、わけもわからないまま身体の関係を結ばれてしまう。
その相手である桐谷(きりたに)は自分のミスに動揺し苦悩するものの、すっかり晴を気に入ってしまい、面接を逃した代わりに自分が晴を雇うと言い出す。
雇用主とハウスキーパーとして同居を始めることになるが、実は桐谷は晴の大学の准教授でもあって……。
溺愛、甘々なハイスペックダーリンを書きたい! という勢いで書きました。少しでもお楽しみいただけたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
文字数 164,895
最終更新日 2021.03.01
登録日 2021.01.06
お立ち寄りいただきありがとうございます。本編完結しました。どうぞよろしくお願いいたします。
【あらすじ】
宝石店に勤務する崎谷玲(さきやれい)は、突然のトラブルから女装をしてホテル主催のパーティーに行くはめになる。社運をかけたダイヤモンドのネックレス『サンドリヨンの微笑』を宣伝するためだった。
パーティーを主催するのは日本を代表するホテルグループの若き役員、周防智之(すおうともゆき)。世間では周防の花嫁探しに注目していた。
パーティーの途中で一休みしようと屋上庭園に出た玲は、そこで周防と対面する。なぜか「探した」と言われてキスをされ、身体を触られる。女装がバレることを恐れて逃げ出すが、酔っていたこともありネックレスをなくしてしまう。
気付いて顔面蒼白になる玲。そこに周防がネックレスの持ち主を探しているというニュースが流れてくる。もう一度、持ち主に会いたいからと。
消えたシンデレラを探せと盛り上がる世間。花嫁候補だと騒がれ、本当は男だと言えなくなる玲。本人にしか返さないという周防から、玲はどうやってネックレスを取り返すのか……。から始まる再開ミステリー(?)
外側から見える姿と内面の真実。出会うのが早すぎたりすれ違ったり……それでも、何度出会っても好きになる。年の差再会ラブ!なお話です。
まわりのことも大事だけれど、本当に大事なものは誰かを好きだと思う自分の気持ち……。
※ 作中で蝶の数え方を「頭」としています(じつは「頭」と「匹」でだいぶ迷いました)。
学術的には「頭」、日常の中では「匹」と数えるのが一般的だそうです。今回のお話ではバタフライサンクチュアリが出てきますので「頭」でいくことにしました。
森の上をゆく勇壮な姿も表現できたら、という願いもこめています。
多少違和感があるかもしれませんが、どうかご了承くださいませ。
文字数 114,822
最終更新日 2021.02.14
登録日 2021.01.21
お立ち寄りいただきありがとうございます。8000字弱の短編。19日21:20に完結する予定です。どうぞよろしくお願いいたします。
【あらすじ】
コンビニで聡(さとし)に拾われた白黒ブチの雄猫モモ。
モモは三日月町の猫集会に参加して、白い老猫ユキや三毛猫のハナビたちと交流を深める。
猫たちには少しだけ魔力がある。それぞれの力はわずかだけれど、協力して小さな魔法を使うことができた。夕暮れ時の猫集会で、猫たちはお互いに一つずつ、魔法で願いを叶えることにしていた。
聡の猫として幸福に生きるモモには叶えたい願いがなかった。
けれど、大人になり、高校生だった聡が社会人になった時、モモはある願いを胸に抱くようになる。
大切に飼われる猫たちは、人間の知らないところで優しい魔法を使っています。
猫に愛された人間と、人間に愛された猫の、魔法にまつわるお話です。
※ 表紙は「かんたん表紙メーカー」様で作成しました。
文字数 8,116
最終更新日 2021.01.19
登録日 2021.01.19
お立ち寄りいただきありがとうございます。10000字くらいの短編です。よろしくお願いいたします。※ 午前中間違えて途中なのに「完結」にしていました。今はちゃんと最後まで公開してあります。大変失礼しました。
【あらすじ】
大型書店で働く四葩雫(よひらしずく)は雨上がりの田舎道でウシガエルを助けた。
その日、家に帰るとハイドランジア王国の王子を名乗る美貌の男に「お礼です」とキュウリを手渡された。
新手の勧誘か、何かの詐欺かと警戒する雫だが、ルイと名乗った美しい自称王子様からは、どこか真実の匂いがした。
梅雨の季節に出会った運命のふたり。
大切なものは目には見えないし、一度失った場所に戻ることはできなくても、新しい場所でまたやり直すことはできるのかな……的なお話です。
※ 表紙は「かんたん表紙メーカー」様で作りました。
※ 2019年にフジョッシー様の「梅雨のBLコンテスト」に参加した作品を改稿して転載しています。
文字数 10,049
最終更新日 2021.01.16
登録日 2021.01.16
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