年収1000万円を実現する“ひとり起業術”

仕事でマルチタスクを絶対にすすめない3つの理由

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誰もが経験する『ひとり起業家あるある』

起業すると、基本的に最初は何でも自分一人でこなさないといけない。だから、雑務も含めて尋常じゃないタスクを日々こなしていく必要があります。

『あっ、メール来たから返信しなきゃ(汗)』
『うぉ、そう言えば○○の案件進めなきゃいけなかったんだー』
『やばっ! このままだと□□が締め切りまでに間に合わない~(泣)』

こんな感じで、次から次へと現れるタスクをこなすので必死。
だから自然と複数のタスクを同時にこなしていく『マルチタスク』の能力が磨かれていきます(苦笑)。これって起業家あるあるですよね。

今回はこのマルチタスクが及ぼす“悪影響”の話。
「え? マルチタスクが出来る人ほど『仕事ができる人』なんじゃないの?」って思いませんか? いやいや、その逆です。
実はひとり起業家でマルチタスクの毎日を送っている人ほど、事業に失敗してドロップアウトしています。

マルチタスクを極めるなんて、僕は絶対おすすめしません!
これからその3つの理由と解決策についてお話していきます。

マルチタスクが事業を失敗させる3つの理由

最初に共有しておきたいのが『時間』というキーワードについて。
起業家に限ったことではないですが、サラリーマンやOL、学生であっても、僕たちが生きていくなかで『時間』の有効活用こそが成功へのカギといっても言いすぎじゃありません。

でも、全てを同時にこなそうとするマルチタスクは、一見すると時間を短縮するテクニックのように見えますが、本当は違います。何が違うのかというと……、

理由1:タスクを切り替える毎に集中力がリセットされる

マルチタスクの特徴として、複数あるタスクを臨機応変に切り替えながら進めていきます。そのときに重要だと思われることを優先して切り替えて行くので、むしろスマートなやり方のように感じますが、そこに大きな落とし穴があります。

それは、人間は何かに集中した後に、次の作業に取り掛かる場合、気持ち(集中力)を切り替えるのに毎回時間がかかります。

わかりやすい例えが、自分が何かに集中しているときに、後輩やスタッフに「すみませーん、ちょっと聞いていいですかぁ?」って状況で対応しちゃうと、今までの集中力が途切れちゃいますよね? 

マルチタスクはタスクを切り替える回数が鬼のように多いので、毎回この集中力のリセットが起こります。なので、仕事の精度が高まらなかったり、作業のスピードが遅くなってしまいます。

理由2:新しく入ってきたタスクを優先してしまう

マルチタスクをしている時は、新しく入ってきたタスクに敏感になっています。だからメールや対応が必要な依頼が入ってくると、作業中のタスクの手を止めて新しい方に着手してしまいがちです。

こうなると、1つ目と同じで、タスクを切り替えてしまうので集中力が途切れて無駄な時間が発生します。

理由3:タスクの優先順位がつけられない

マルチタスクは文字通り、複数のタスクの同時進行が基本です。それ故に毎朝仕事を始める際に、タスクを優先順位ではなく、やりやすそうな順位にそって作業しがちです。

やりやすそうな作業とは、当然メールの返信や資料に目を通したりと、重要度の低い雑務がほとんどです。
なので、いつまでたってもビジネスを成長させるための『頭や時間を使う重要なタスク』に取り掛かる順番がまわってきません。 

雑務をこなしてもビジネスは成長しないので、このあたりは致命的な問題になっていきますよね。

でも一人なんだから、
マルチタスクはしょうがない!?

マルチタスクはデキる人っぽく見えるけど、結果的にパフォーマンス効率が非常に悪いことがわかってもらえたと思います。
でもそれがわかったとしても、こんな言い分が出てくると思います。

『マルチタスクがダメなのはわかったけど、結果的に一人でやってるんだから仕方ないじゃないか!!』

そうですよね。「ひとり起業家」は、全部一人でやらなきゃいけないので、どうしてもマルチタスクになっちゃいますよね。

しかーし、解決方法があります!
実は、起業スタートアップ時期からどんどん成果を出す人は、たとえ一人だとしてもマルチタスクはせずに行動しています。

というわけで、マルチタスクの悪口だけ言って解決策を言わないのは極悪なので、早速解決するための時間管理の方法を紹介しましょう。

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プロフィール

中尾隼人
中尾隼人

株式会社everride(エバーライド )
代表取締役

営業コーチング/マーケティングコンサルタント。1979年生まれ、宮城県仙台市出身。
2005年、1500人規模の上場企業に入社。
かなりの口ベタ、人見知りで営業未経験だったにもかかわらず、初年度からトップセールスとなる。与えられたマニュアルに疑問を感じ、自身の営業方法を体系化、売り込まずに商品を販売する方法として独自メソッド「人を引き寄せる手順」を確立させ、143日間連続で契約を受注し社内記録を打ち立てる。

現在は、セルフイメージでブロックがかかってしまっている人の潜在能力を引き出すためのコーチングなどをメインに、全国の営業を苦手とするスタッフを抱える企業や団体から研修依頼が殺到している。

著書

営業マンは70点主義でいい。

営業マンは70点主義でいい。

アルファポリスビジネスの人気Web連載が書籍化! 「営業マンは100点満点ではなく、あえて70点を狙ったほうが、実は結果として継続的に成果が出...
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