ちゃんと働いているのに、なぜかずっとしんどい

「ちゃんと働いているし、やりがいも感じる」のに、なんか満たされない40代のしんどさ

戻すのではなく、自分らしさを見つけ直す

しんどいときに大事なのは、昔やっていたことを、そのまま元に戻すことではありません。

年齢も、体力も、環境も、役割も変わります。
以前と同じようにはできないこともある。

だから大切なのは、行為そのものを取り戻すことではなく、その行為の中にあった自分らしさを見つけ直すことです。

家庭菜園をしていた人なら、取り戻したいのは畑そのものだけではないかもしれません。
土に触れること。
季節を感じること。
自分の手で何かを育てること。
誰かに収穫を分けること。
「今日も自分にはできる」と感じること。

そこに、その人らしさの手がかりがあります。
だから、まず問いを変えてみます。

何を戻すか、ではなく。
何に価値を感じていたのか。

何を再開するか、ではなく。
何が楽しかったのか。

昔と同じようにできるか、ではなく。
自分は何が得意だったのか。

そして、自分はどんな役割を担ってきたのか。

支える人だったのか。
整える人だったのか。
作る人だったのか。
聴く人だったのか。
教える人だったのか。
人をつなぐ人だったのか。

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自分らしさは、頭の中だけにあるものではありません。

これまでやってきた行為の中にあります。
担ってきた役割の中にあります。
小さな得意の中にあります。
なぜか楽しかったことの中にあります。

意味のある行為にふれるとは、昔に戻ることではありません。

今の自分に合う形で、自分らしさの手がかりをもう一度拾い直すことです。
そこから少しずつ、削られていた力が戻りはじめるのだと思います。

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プロフィール

三宮孝太
三宮孝太

作業療法士・修士。北海道の急性期病院で23年、のべ5万人の「働く人」のリハビリに関わってきた。働きながら身体を壊した人、心が動かなくなった人、彼らの人生に何度も伴走するうちに、なぜ真面目に働いている人ほどしんどさを抱え込んでしまうのかという問いに直面する。それをきっかけとして2026年、株式会社DIALOGを設立。企業の健康経営支援と、個人のコンディションを整えるウェルネス事業を通じて、「働きながら、自分を取り戻せる社会」を目指す。noteでは「3ちゃん|ごきげんナビゲーター」名義で、「しんどさ」をほどく言葉を日々綴っている。

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