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戦いが終わり、平穏を取り戻したストーリア王国。
神竜ノアに舞い込む“ご縁談”の山を前に、王子レクサスの心は穏やかでいられない。
滅びの唄よりも破壊力を持つ恋心を、彼はまだ言葉にできないまま――。
短編「あの一言が言えなくて」の連載版となります!
文字数 12,975
最終更新日 2025.12.14
登録日 2025.10.12
自らが神竜とは知らずに育った少女、ノア・ライトエース。
しかし神竜には、世界を滅ぼし再構築する能力《滅びの唄》が眠っている。
その傍らに立ち続けるのは、王子レクサス・アルファード。
神竜という絶対の存在を前に、自らの小ささを知りながらも、なお支え続ける強さを選んだ青年。
そして――かつて封じられた邪竜レガリアが、いま再び目を覚まし、世界を終焉へと導こうとしていた。
竜と人とが織りなすこの世界の行く末は、ふたりの想いに託される。
文字数 173,404
最終更新日 2025.10.09
登録日 2025.05.26
午後の光の中、神竜ノアは白い毛並を揺らして丸くなっていた。
理由は――たぶん、寂しさ。
人より長く生きるという宿命を、まだうまく受け止められないのだ。
王子レクサスは首根っこを咥えられ、柔らかな腹に沈められながら、
彼女の不安をそっと受け止める。
世界でいちばん優しい“ご機嫌直し”の午後。
文字数 2,134
最終更新日 2025.10.08
登録日 2025.10.08
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