邪竜 小説一覧
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件
1
その男は全盲だ。白い杖、白杖(はくじょう)をつき仕事を終え自宅の最寄り駅を出て階段を降りていると後ろから誰かに押され転びそうになるもなんとか会談を降りた。しかし周囲の音の情報がありえなかった。そう、そこは異世界だった。
途方に暮れるが運よく冒険者に保護され首都オリスメイに向かうこととなった。その男の名は「朝霧康人(あさぎりやすひと)」
彼はこう言う、俺はおっさんだけどおっさんじゃない。康人のヤッさんだ」と。
この旅の途中で康人は不思議な能力が開眼した。それは見えない目に、盲目のその瞳に命が炎として見える能力だ。
その能力を検証しながらオリスメイに向かった。オリスメイでは奇妙な事件が起こっていた。気が狂ったように暴れだす者たちが毎日現れていた。
そしてそこにはギルド総本部のグランドギルドマスターのエルフの少女がいた。
そして、偶然なのか、康人とエルフの少女、二人は奇妙な意図で結ばれていた。
文字数 52,519
最終更新日 2025.12.21
登録日 2025.11.30
2
「賢者の石板」事件を終えて、旅をしていた「ブレードシスター」こと修道女剣士ミラリアと、その相棒である仮面の白騎士シルヴァンは、かつての仲間「トリックスター」ロイザードの導きで「賢者の石板」の力で「世界の管理者」となった、かつての上司ルガートからの依頼を受ける。それは、自らが立てた巨大な塔における「統括者」ギルターが、塔の地下で、死鬼を相手に苦戦しているから援軍に向かって欲しいというものであった。報酬の前払いとして、新たな力を授かったミラリアとシルヴァンは、同様の過程で力を手にしたかつてのPT仲間の赤衣の女付与術師セリーヌと、仮面の黒騎士シグフォードと塔の前で合流して、ギルターの援軍として、死鬼の一部隊をけちらしてみせるが、疲れて戻ったミラリア達を待っていたのは、ギルターの命による塔の地下牢への投獄であった…。
そして、ロイザードの活躍で塔から脱出した一行は、彼からギルターの野心を知ると、態勢を立て直して対策を練るために、かつて所属していた特務兵団「ロウブレイド」の砦に向かい、これに辿りつき、反撃に転じるのであった…。
文字数 3,980
最終更新日 2025.11.19
登録日 2025.11.19
3
自らが神竜とは知らずに育った少女、ノア・ライトエース。
しかし神竜には、世界を滅ぼし再構築する能力《滅びの唄》が眠っている。
その傍らに立ち続けるのは、王子レクサス・アルファード。
神竜という絶対の存在を前に、自らの小ささを知りながらも、なお支え続ける強さを選んだ青年。
そして――かつて封じられた邪竜レガリアが、いま再び目を覚まし、世界を終焉へと導こうとしていた。
竜と人とが織りなすこの世界の行く末は、ふたりの想いに託される。
文字数 173,404
最終更新日 2025.10.09
登録日 2025.05.26
4
根っからの悪役令嬢セレスティアは、何度ループしても心を入れ替えなかった。
やり直した人生でもヒロインを苛めぬき、王太子からの断罪を逆恨みして邪竜を召喚し滅ぶ。
彼女に慈悲を与えた天使ヒカリエルは泣き崩れるばかり。
果たしてセレスティアは真実の愛を知り、ループから抜けだすことができるのか?
文字数 4,750
最終更新日 2022.11.18
登録日 2022.11.18
5
精霊の愛し子はあまねく精霊に愛された特別な子供。次代の妖精王を育む命の揺り篭。
妖精王の御霊を宿したアスラウグの魂は無知蒙昧な同族とお節介な精霊たちの残酷な振る舞いによって黒く濁り果て、無残にひび割れて。アスラウグの死後この世に生まれ出るとされていた妖精王は、自らの揺り篭として百年の幸福を約束されていた「母」を取り返しのつかないほど深く傷付けた「世界」を憎む、アスラウグただ一人の護り手として世に這い出した。
そうして、因果は逆転する。
「妖精王の誕生」によって「揺り篭の死」がもたらされ、「母」の幸福を願う妖精王と、揺り篭の乙女に約束された「百年の幸福」が果たされることを望む「世界」の思惑が一致したことで、一柱の世界樹によって支えられているナーサリーヘイムは破壊的な滅びを免れた。
アスラウグの嘆きを置き去りにして。
※闇に棲みつくありうべからざるもの系人外(妖精王のなり損ない)に粘着()された恋愛シミュレーションRPGのラスボス成り代わり女が、そのうち滅びそうな世界でわりと愉しく生きている日常系ライトファンタジー
※物語のハッピーエンド=我が身の破滅シナリオ回避を目指す原作知識有りの悪役令嬢ものを書こうとしてこうなった
文字数 28,194
最終更新日 2022.09.25
登録日 2022.08.08
6
7
悪事を働いた仲間達をパーティーから外し、国外追放にしたおっさん冒険者ステイン。
その事をきっかけに、事態は思いがけぬ方向に。街中にモンスターが溢れ、ステインは大切な家族を惨殺されてしまう。手引きしたのはモンスター使いのフーザギオンと、その手下の冒険者達。
「許さんぞ、このクソ虫共!」
謙虚で心優しいステインが怒りを解放する時。彼は伝説の邪竜「アビス・ヴィルベヒモス」へと変貌する。
「世界を喰らう者」と呼ばれ、神々すらも恐れる邪竜アビス。その慈悲なき凄惨な復讐が、今始まる。
文字数 25,479
最終更新日 2021.04.26
登録日 2021.03.25
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