じいちゃんは国文学者―桜天狗を捕獲せよ!―
――岩代真幸って、僕の名前。じいちゃんの弟子の律さんみたく、あなたもちゃんと読んでくれる?
新学期。
小学六年生の岩代真幸は、クラスメートの男子ふたりが険悪なムードになっている場面に遭遇した。なんでも、天狗を見たとか見ないとか……どうやらそんなことで、ふたりは言い争いになっているらしい。
「公園の桜の下で真っ赤な天狗を見た」
森本凛介は主張する。
「天狗なんて馬鹿みてぇ、この嘘つき」
立花悠翔は凛介を嘲う。
しかも、どうも、ふたりのこのいざこざには、水野周という、凛介の幼馴染を挟んでの友達関係も関わっているようなのだ。
凛介が一方的に嘲られる姿に堪りかねた真幸は、思わず立ち上がった。
「僕のじいちゃんは学者なんだ。天狗の謎が解けるかもしれない」
帰宅後、母の勧めで、祖父の勤める大学へ向かった真幸は、そこで祖父の弟子(ゼミ生)だという冴木律を紹介される。
真幸の祖父から真幸の手伝いを押し付けられた律は、困惑しながらも、真幸の天狗調査を手伝ってくれることになって――……。
新学期。
小学六年生の岩代真幸は、クラスメートの男子ふたりが険悪なムードになっている場面に遭遇した。なんでも、天狗を見たとか見ないとか……どうやらそんなことで、ふたりは言い争いになっているらしい。
「公園の桜の下で真っ赤な天狗を見た」
森本凛介は主張する。
「天狗なんて馬鹿みてぇ、この嘘つき」
立花悠翔は凛介を嘲う。
しかも、どうも、ふたりのこのいざこざには、水野周という、凛介の幼馴染を挟んでの友達関係も関わっているようなのだ。
凛介が一方的に嘲られる姿に堪りかねた真幸は、思わず立ち上がった。
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