ファンキー・ロンリー・ベイビーズ
突然のリストラで妻と娘に家を出ていかれた中年フリーター、安堂伊知郎。
ある日コンビニで晩飯を買うためレジに並ぶと、小銭が足りないことに気づく。
もたついた伊知郎に差し出される、五円玉。
誰が代わりに払ってくれたのかわからぬまま、頭に響く安藤家の家訓。
借りたものは返せ。
僅かに見えた背中を頼りに伊知郎の”返し”が始まるのであった。
一方で、真盛橋羽音町では学生を狙ったクスリの売買が増加しつつあった。
売人狩りを趣味と謳う佐山勝は、女子高生が購入する現場に遭遇し、クスリの売人である二人組を追いかけて──
真盛橋羽音町で巻き起こるヤクザ、警察、自警団の己が信念をかけた大乱闘群像劇。
ある日コンビニで晩飯を買うためレジに並ぶと、小銭が足りないことに気づく。
もたついた伊知郎に差し出される、五円玉。
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僅かに見えた背中を頼りに伊知郎の”返し”が始まるのであった。
一方で、真盛橋羽音町では学生を狙ったクスリの売買が増加しつつあった。
売人狩りを趣味と謳う佐山勝は、女子高生が購入する現場に遭遇し、クスリの売人である二人組を追いかけて──
真盛橋羽音町で巻き起こるヤクザ、警察、自警団の己が信念をかけた大乱闘群像劇。
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矢口史靖監督の「ハッピーフライト」という映画が2008年に公開され大変楽しく鑑賞しましたが、この「ファンキー・ロンリー・ベイビーズ」は読了後に同じように「楽しかった」と思える作品でした(もちろん設定や内容は全く違いますが……)
群像劇として各登場人物や関係性・場面場面が丁寧に描かれ、読者の脳裏に「映像化のシーン」が浮かび、まるで映画を観ているかのように読み進められる作品です。
「主人公」の安堂伊知郎は「活躍する主人公」というよりもオムニバスのキーアイテムという立ち位置に終始貫徹していますが、その立ち位置が絶妙ですね(もちろん、ちゃんと「活躍する」場面も終盤に描かれていましたけど)。
5円玉から始まる様々な人々との「御縁」の連続ですが、群像劇に有りがちな「登場人物が多過ぎて誰が誰だか分からなくなる」といったストレスもほとんど感じることなく楽しめました。
せっかく楽しく読ませていただきましたので、稚拙ながらせめてひと言の感想でもと送らせていただきました。楽しい作品をありがとうございました♪
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