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午後のお時間
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昼食を済ませて、午後は訓練なので訓練所に向かう。
各々剣を振り回したり、筋トレしたり色々だ。
「メイリーン」
ん?
「何?ルイーダ」
「今度さ久しぶりにダンジョンもぐらないか?冒険者ランクももうそろそろ上げたいんだよな~」
「あ~~確かに」
近衛騎士でも皆それぞれ冒険ギルドに登録したり、商人ギルドに登録したり色々だ。王宮魔術師なんかは商人ギルドに登録して魔導具や魔石を売ったりしている。
「メイリーン今ランクいくつだ?」
「私はA」
「まじ!?Aなのか!?うぇ~じゃ次はSじゃんか……」
そうなのよね……AからSは道のりがね……しかもなれるのはごく僅かだ。
「ルイーダはランクいくつなの?」
だいたい騎士メンバーはBかAラングが多い。
「俺?C」
「…………サボりすぎ」
ぐさっ……
「その、声の効果音いらないから…だって新人以外ほとんどの騎士がBかAよ…」
「だってさ~~1人じゃ行く気になんねーんだもん」
「子供か!!!」
「なぁ~メイリーンいこっ」
「おい……ダンジョンってメイリーンも行くなら俺達も行く」
達?
「アスラン…達って後は誰よ?」
「マルサスも行くとおもう」
「マルサスも?まだ誘ってないのになんで分かるのよ」
「そりゃ、婚約者だからダンジョンなんて行くっったら行くだろ?普通……キュリエルも行くと思うけど」
「…………めんどくさっ……」
「お前なぁ……」
「いちいち行動制限されたり
するの嫌なんだよね」
「別に制限してないだろ?心配だから一緒に行くだけで」
「今までダンジョンなんて別に1人でも行ってたし、婚約者になったとたんぞろぞろ行くの嫌なんだけど」
「メイリーンってなんか男ぽいよね」苦笑
「そう?自由がないなら婚約者とかいらないかも」
「!?」
アスランが目を見開く
「だって、私だって騎士だし冒険者ランクAなのにさ、信用されてないみたいで嫌なのよ」
頬を膨らませて不貞腐れるメイリーン。
「その……別にメイリーンの強さを疑ってるわけじゃないぞ…」
「そうなの?」
「その…心配というのは建前で……久しぶりに一緒にダンジョンに潜ったら楽しいかと思ってさ……」
「なんだ、それならそう言ってよね!!」
「ああ…すまない」
「なんかさ、すでにアスランが尻に敷かれてるね」苦笑
「ちょっ、ルイーダ!!」
「えーーだってさぁ~」クスクス
「ルイーダ……夫婦円満の秘訣は尻に敷かれる事だきっと…」
「えーー!?本当に!?なら一生結婚しなくてもいいかも……」
「何言ってるんだ……お前伯爵家の嫡男だし、一人息子だろ」
「あーーー、別に分家から養子貰えば良くない?」
「本当ルイーダって楽観的よね」
「激しく同意する」
「あのね!俺だってこれでも色々考えて…」
ザッザッっという音と共に……
「メイリーン」
「団長どうし………って閣下も?」
ちょっとぉ~マルサスまさか話したんじゃないでしょうね!!
「さっきアスランからダンジョンに誘われたんだがカイルサスも久しぶりにダンジョンに行きたいらしくてさ……それでいつ行くか聞きたかったんだ」
はあぁぁぁ!?極力関わりたくないのに何してくれてるの?
少し……いや大いに苛立つけど…
それを出さないのが淑女であり
近衛騎士である。必死で笑顔を
キープする。
「耐えろよ……メイリーン」ボソッ
「分かってるわよ…」ボソッ
「メイリーン?」
この……アホ団長!!!!!!
「まだ日にちも未定ですの、なので団長と閣下で行かれたらどうでしょうか?」ニコッ
「………………」
「は?そうか…日にちは未定か……カイルサス二人で明日にでも行くか?」
どうやらマルサスはメイリーンの圧を読み取ったらしい。
「嫌、俺はメイリーンと行きたい」
は?なんなの??
「ということだ………日にちが決まったら調整をするから教えて欲しい……」
「承知致しました」ニコッ
きっとこの淑女スマイルをマルサスはかなり恐ろしく感じている事だろう………。かすかに団長の手が震えている。メイリーン怒るとやばいんだよなぁ……
各々剣を振り回したり、筋トレしたり色々だ。
「メイリーン」
ん?
「何?ルイーダ」
「今度さ久しぶりにダンジョンもぐらないか?冒険者ランクももうそろそろ上げたいんだよな~」
「あ~~確かに」
近衛騎士でも皆それぞれ冒険ギルドに登録したり、商人ギルドに登録したり色々だ。王宮魔術師なんかは商人ギルドに登録して魔導具や魔石を売ったりしている。
「メイリーン今ランクいくつだ?」
「私はA」
「まじ!?Aなのか!?うぇ~じゃ次はSじゃんか……」
そうなのよね……AからSは道のりがね……しかもなれるのはごく僅かだ。
「ルイーダはランクいくつなの?」
だいたい騎士メンバーはBかAラングが多い。
「俺?C」
「…………サボりすぎ」
ぐさっ……
「その、声の効果音いらないから…だって新人以外ほとんどの騎士がBかAよ…」
「だってさ~~1人じゃ行く気になんねーんだもん」
「子供か!!!」
「なぁ~メイリーンいこっ」
「おい……ダンジョンってメイリーンも行くなら俺達も行く」
達?
「アスラン…達って後は誰よ?」
「マルサスも行くとおもう」
「マルサスも?まだ誘ってないのになんで分かるのよ」
「そりゃ、婚約者だからダンジョンなんて行くっったら行くだろ?普通……キュリエルも行くと思うけど」
「…………めんどくさっ……」
「お前なぁ……」
「いちいち行動制限されたり
するの嫌なんだよね」
「別に制限してないだろ?心配だから一緒に行くだけで」
「今までダンジョンなんて別に1人でも行ってたし、婚約者になったとたんぞろぞろ行くの嫌なんだけど」
「メイリーンってなんか男ぽいよね」苦笑
「そう?自由がないなら婚約者とかいらないかも」
「!?」
アスランが目を見開く
「だって、私だって騎士だし冒険者ランクAなのにさ、信用されてないみたいで嫌なのよ」
頬を膨らませて不貞腐れるメイリーン。
「その……別にメイリーンの強さを疑ってるわけじゃないぞ…」
「そうなの?」
「その…心配というのは建前で……久しぶりに一緒にダンジョンに潜ったら楽しいかと思ってさ……」
「なんだ、それならそう言ってよね!!」
「ああ…すまない」
「なんかさ、すでにアスランが尻に敷かれてるね」苦笑
「ちょっ、ルイーダ!!」
「えーーだってさぁ~」クスクス
「ルイーダ……夫婦円満の秘訣は尻に敷かれる事だきっと…」
「えーー!?本当に!?なら一生結婚しなくてもいいかも……」
「何言ってるんだ……お前伯爵家の嫡男だし、一人息子だろ」
「あーーー、別に分家から養子貰えば良くない?」
「本当ルイーダって楽観的よね」
「激しく同意する」
「あのね!俺だってこれでも色々考えて…」
ザッザッっという音と共に……
「メイリーン」
「団長どうし………って閣下も?」
ちょっとぉ~マルサスまさか話したんじゃないでしょうね!!
「さっきアスランからダンジョンに誘われたんだがカイルサスも久しぶりにダンジョンに行きたいらしくてさ……それでいつ行くか聞きたかったんだ」
はあぁぁぁ!?極力関わりたくないのに何してくれてるの?
少し……いや大いに苛立つけど…
それを出さないのが淑女であり
近衛騎士である。必死で笑顔を
キープする。
「耐えろよ……メイリーン」ボソッ
「分かってるわよ…」ボソッ
「メイリーン?」
この……アホ団長!!!!!!
「まだ日にちも未定ですの、なので団長と閣下で行かれたらどうでしょうか?」ニコッ
「………………」
「は?そうか…日にちは未定か……カイルサス二人で明日にでも行くか?」
どうやらマルサスはメイリーンの圧を読み取ったらしい。
「嫌、俺はメイリーンと行きたい」
は?なんなの??
「ということだ………日にちが決まったら調整をするから教えて欲しい……」
「承知致しました」ニコッ
きっとこの淑女スマイルをマルサスはかなり恐ろしく感じている事だろう………。かすかに団長の手が震えている。メイリーン怒るとやばいんだよなぁ……
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