本の底から世界を見ていた。
ずっと、ページの裏側で生きてきた。
誰にも見つからず、誰にも必要とされず。
本の精霊・セラは、無限図書館でただ「壊れていく本」を並べ続けていた。
世界が滅びても、自分には関係ない――そう思っていた。
けれどある日、一冊の古びた本が言葉を放つ。
「――世界を、救って」
気づけばセラは“物語の外”に立っていた。
荒れ果てた大地、消えた王国、光を失った空。
そして、二度と帰れない図書館。
臆病で、弱気で、すぐ泣く彼女が踏み出した一歩は、
滅びかけた魔法王国の“最後の希望”になる――。
誰にも見つからず、誰にも必要とされず。
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世界が滅びても、自分には関係ない――そう思っていた。
けれどある日、一冊の古びた本が言葉を放つ。
「――世界を、救って」
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荒れ果てた大地、消えた王国、光を失った空。
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