「そうです、すべてが一度狂うのです」
その婚約破棄は――。
第一王子クラレンスは、サリザード公爵令嬢アリアリーゼとの婚約破棄をしようとした。
それはクラレンスが愛するリリーナの祖母の形見のネックレスを、アリアリーゼが盗んだからだ。
他にもアリアリーゼはリリーナのドレスを破いたりお茶会でわざとお茶をかけたり、足を引っかけたりと――。
けれどもクラレンスは始めの一つも言えなかった。
「かしこまりました!」
直ぐに受け入れられたからである。
そして始まる――人事異動。
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